海外記事でよく目にするキーワード Vol.2「Opportunity」


海外(主にアメリカ)の人事・採用関連の

記事でよく目にするキーワードについて

紹介していきます。

 

日本はアメリカに2~4年遅れている

と言われています。アメリカの最新

トレンドを押さえておけば、時代を

先取りできます。

 

第2回は

「Opportunity」

です。

 

学びと成長

 

好待遇を受けるという機会は確かに

人を惹きつけるでしょう。

多くの働く人にとって、給与や福利厚生

などの待遇は自分に対する評価だからです。

重要なことは間違いありません。

 

しかし、評価は万人に対して

公平なものではありえないので、

不満を持っている人が多いのも事実。

端から見れば十分な待遇を得ていた

としても、本人がそれに満足しているか

どうかとは別の問題。

 

それよりも、その職場にいることで

学びと成長の機会がどれだけあるのか?

ということが重要視されています。

 

特にアメリカではミレニアル世代
(1980年代~2000年ごろまでの生まれ)

にこの傾向が強く、自分の仕事で

なにか社会に貢献したい人が多く、

高給よりも学びの機会、成長の機会を

重視する世代だと言われています。

 

この世代は、いくら好待遇でも、

同じことの繰り返しで学ぶことが

少なく、成長が実感できない職場

にはとどまりません。

 

賃上げは「無策」の露呈

 

人材不足が深刻になっている2018年、

優秀な人材を採用するには賃上げが不可欠

という論調が強くなっています。

 

しかし同時に、それだけでは優秀な

人材を採用することはできない

いうことも、多くの人が理解している

ことではないでしょうか?

 

ではどうすればいいのか?の答えは

簡単に見つからない。何をすれば

いいのかもわからない。

 

だから、すぐに思いつき実行も

比較的簡単な「賃上げ」に踏み切る

ことになるのでしょう。

 

他もそうしているのだから、乗り遅れる

わけにはいかないという「横並び意識」も

かなり働いていることも確かです。

 

危険な考え方です。

少なくとも有効ではありません。

 

なぜなら、この好待遇で人を釣ると

いうのは、果てしない競争に飛び込む

ことになるからです。

 

しかも好待遇で釣られた人は、さらなる

好待遇を提示されたら、ホイホイと

つられていってしまう。

「上には上がいる」のです。

 

それよりも、働く人の学びと成長に

どうすれば貢献できるか?を考え

その機会を提供することのほうが

競争にさらされることも少なく、

横並びではない独自性を出しやすい。

 

これからの組織は、働く人に

今日を生きるための「生活の糧」

ではなく、明日も生きていくことが

できるの経験やスキルを得る機会を

提供することのほうを

考える必要があるのです。

 

それが結果的に魅力的な職場を作り、

優秀な人を惹きつけることができる

唯一の方法です。