「求人を出しても、採用できない
どころか応募すら集まらない」
「応募はあっても、採用したい
人材ではない」
「選考辞退や内定辞退が相次ぐ」
このような、まるで求職者から
そっぽを向かれているような
状況になる理由を検証します。
第2回のテーマは
「どんな仕事かがわからない」
です。
少々口は悪いですが、
ご了承ください
採用活動がうまくいかない企業の
求人は、おそらく以下のように
思われて求職者にスルーされます。
名前からは何をしているかも
わからない会社が、聞いたことも
ない専門用語が散りばめられた
文章をダラダラと書き連ねている。
まず読む気は失せる。
それでも写真は目に入るが、
見たこともない物体や仕事
風景、オフィスの写真を載せて
いるだけ。キャプションの
説明もわかりにくい。
「これがあなたの仕事です」と
言われても、まったくイメージが
湧かないなあ。よし、次いこ。
悪口を言いたいのではなくて、
言いたいのは、パッと見て
「自分がどんな仕事をすることに
なるのか」を瞬間的に理解できる
ような求人でないと意味がない、
ということです。そのためには
何をすればいいのでしょうか。
瞬間的に理解できないと
求人を見たその瞬間に
「どんな仕事なのか」
理解できない場合には
スルーされると考えるべきです。
取り扱う商品やサービスはどんな
ものなのか。それが誰のために、
どんな役に立つものなのか。
そのために、自分に求められて
いることはなにか。
少なくとも、これらのことが
求人を見て10秒ほどで理解
できるように作る必要がある。
そのためには、キャッチコピーや
記事本文の見出し(リード)に
これらの情報を短く、しかし
わかりやすく表現することが
重要です。
また、写真には必ずと言って
いいほど目が向きますので、
その説明としてつけるキャプション
にも注意を払い、情報を詰め込んで
おくことです。
その上で給与や待遇、勤務地などの
働くうえでの条件面に目が行くもの
とお考え下さい。
やってはいけないこと
給与や待遇面でのメリットを
強調している求人はよく見ますが、
やってはいけません。
なぜなら、それしかアピールする
ことがない企業だと思われるか、
そうでもしないと人が集まらない
ほど仕事がキツく、過酷な環境だと
思われるだけだからです。
一言で言えば、ブラック感が
出てしまうのです。逆効果です。
さらに、会社としてはその給与
待遇は、精一杯頑張ってのこと
なのでしょうが、他社とそれほど
差は出ていません。
どんぐりの背比べ程度のことで
しかなく、見ていて滑稽ですら
あります。
わざわざお金を払って、そのような
企業の列に並ぶような愚を犯しては
いけません。やめましょう。