採用面接で「やってはいけない」タブー Vol.9「リーダーを探す」


採用面接でよく行われていることの

なかにも、実はやってはいけない

「タブー」がある。

 

採用される側として面接300回、

採用する側で1000人以上を面接した

「ハイブリッド」な視点から

お伝えしていきます。

 

第9回は

「リーダーを探す」

です。

 

リーダーとはどんな人?

 

採用担当者に「理想の人物像」を

質問すると必ず三本の指に入って

くるのが「リーダーシップ」です。

 

しかし、その定義を質問すると

まさに千差万別の答えが返って

くることでしょう。例えば・・・

 

困難に立ち向かう人

戦略を立てて実行する人

高い目標に挑戦する人

コミュニケーション能力が高い人

長期的な視点で考えられる人

・・・etc

 

他にもたくさんあるのでしょうが、

これらのことができればリーダーに

なれるのでしょうか?

 

そうだとして、それをどうやって

1時間やそこらの面接で判断する

のでしょうか?

 

過去の実績?

ある程度は参考になるでしょう。

ですが、これだけリーダーの

資質と呼ばれる要素があるのなら、

環境によって必要となる資質も

違ってくるはずです。

 

過去にリーダーとして仕事を

していたという実績があったと

しても、今回必要な資質は全然

別のものかもしれない。

 

リーダーは育つ?

 

これらのことから、採用面接の段階で

リーダーを探すことは無謀だと

言わざるを得ません。

 

それでも、採用の段階で

リーダーシップを持っている

人を探そうという試みがなくなる

ことはないでしょう。

 

それは育て方がわからないからで、

いなくては組織が動かないからです。

 

しかしよく考えてみてほしい。

 

リーダーに必要だと言われる資質は、

どれもリーダーだけに必要なこと

ではありませんし、リーダーなら

だれもが備えている資質でもない。

 

つまり、リーダーは環境が育てる。

環境に適応し、必要なものを見極め、

必要なものを揃え、活用する能力を

もつ者が自然とリーダーになる。

 

リーダーはすでにあなたの組織にいます。

 


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