採用面接で「やってはいけない」タブー Vol.11「ウラを取らない」


採用面接でよく行われていることの

なかにも、実はやってはいけない

「タブー」がある。

 

採用される側として面接300回、

採用する側で1000人以上を面接した

「ハイブリッド」な視点から

お伝えしていきます。

 

第11回は

「ウラを取らない」

です。

 

「具体的に」

 

だれにでも簡単に面接がうまく

なる方法を1つ教えてくれと

言われたら、私ならこう答えます。

 

「具体的に」を枕詞にした

質問をすればいい、と。

 

なにか質問して答えをもらってから

『具体的に』教えていただけますか?

と重ねて質問すればいいだけなので、

非常に簡単です。

 

もし作り話をしているのだとしたら

具体的なことを話すとボロが

出やすくなります。

次の質問を思いつかない場合にも

使えるので、質問に困る心配が

なくなります。

 

面接官としての経験が浅い人にも

すぐに使えるテクニックです。

 

もうひとつ、非常に重要な

メリットがあります。それは・・・

 

無意識にウソをつく

 

人間は無意識に1日あたり200個の

ウソをついていると言われています。

そのほとんどは「意識的につくウソ」

ではないのですが。

 

そのほとんどは、本人も自覚していない

思い込み、勘違い、事実誤認、言葉足らず、

おおげさ、などによって「不正確な」

情報を伝えてしまっているという意味です。

 

面接でも同じことが起こっています。

候補者が語ることの中にも、意識的では

ないにせよ「ウソ」が混じっていると

考えて間違いない。

 

質問に対して正確に答えているようで

満足できる答えであったとしても、

そこでやめてはいけません。

 

もっと深堀りすることで、本人も自覚

していなかった「ホントのところ」を

明らかにしていく必要があります。

 

そのために最も簡単なのが

「『具体的に』教えていただけますか」

という質問なのです。

 

この質問によって


・候補者が正確なことを思い出す

・おおげさに言うのではなく正確に伝える

 よう促すことができる

・言葉足らずで伝えきれていなかったことを
もう一度
伝える機会を与えられる

 

これらの大きなメリットがあります。

 

それになによりも、しっかりとした実力を

持っている候補者なら、具体的に

語れることをたくさん持っています。

 

この質問によって語られることによって、

候補者が経験したことやスキルに対し、

しっかりとした裏付けを取ることが

できるのです。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください