面接官の心得 Vol.2「面接されてる自覚」


候補者は良くも悪くも面接官を見て

その企業を判断します。

面接官が担っている責任は重大です。

 

面接官は企業の価値観、文化を映す鏡。

 

この連載では、面接官に持っておいて

欲しい「心得」を書いていきます。

 

第2回は

「面接されてる自覚」

です。

 

情報の宝庫

 

候補者の最大の関心ごとは

「ここはどんな会社なのか?」

ということです。

 

どんな事業をやっているのか、

何を作っている会社なのかと

いうことではありません。

どんな価値観や文化なのか

という意味です。

 

求人広告や採用担当の話は

あまり当てにできません。

良いことばかりを並べ、

悪い情報を隠そうとするからです。

 

それなら、現役、あるいは過去の

社員がネットのクチコミサイトは

どうでしょうか。

 

求人広告や採用担当よりはマシ

かもしれませんが、匿名で書かれた

情報であり、イマイチ信用に欠ける

と言わざるを得ない。

 

 

転職は人生を左右する重大事。

外部からはうかがい知ることが

なかなか難しい「本当の姿」を

知るには、初めて接触する、

採用担当以外の「社内の人間」

である面接官が最高の情報源

になります。

 

面接官を注意深く観察し、適切な

質問をぶつけることによって、

多くの情報が得られます。

 

面接官は、候補者から厳しく鋭く観察

されているのです。

 

ここは働くに足る場所か

 

面接官は内部情報を知る情報源で、

候補者から厳しく「逆面接」されて

いますが、同時に値踏みもされて

います。

 

良くも悪くも、内部の人間は

その組織の質を測るモノサシ

になります。

 

優れた組織には優れた人間が

いるものです。優れた人間がいる

からこそ優れた組織が出来上がる

のかもしれませんが、どちらでもいい。

 

面接官は一緒に働くことになる可能性が

かなり高い人物です。人生は自分の

周囲にどんな人がいるかで決まって

来るものです。

 

朱に交われば赤くなると言います。

優秀で学ぶべきことが多くある

人々と一緒に働くことができれば、

おのずと自分のレベルも上がる。

 

面接官が「さほどでもない」人物で

あると判断すれば、候補者は黙って

自分から身を引いていくでしょう。

見切りをつけられてしまいます。

 

面接官である自分が組織の質を

測る重要な「リトマス試験紙」に

なっていることをお忘れなく。