面接官の心得 Vol.11「組織の代表者」


候補者は良くも悪くも面接官を見て

その企業を判断します。

面接官が担っている責任は重大です。

 

面接官は企業の価値観、文化を映す鏡。

 

この連載では、面接官に持っておいて

欲しい「心得」を書いていきます。

 

第11回は

「組織の代表者」

です。

 

役職は関係ない

 

採用候補者は、面接官として自分の

目の前に座っている人を基準にして、

組織のレベルを判断します。

 

それがヒラ社員であろうが、

社長であろうが関係ありません。

 

採用候補者にとっては、面接官から

感じられること、得られる情報こそが

「ここで働くかどうか」を

判断する大きな材料になるからです。

 

これから組織の一員になるかもしれず、

自分の隣に座り、あるいは部下に

なるかもしれない人を採用する場所に

どんな人を送り込むかで、組織の

明日が左右されるといっても

過言ではありません。

 

そういう事情もあるので、面接官に

なるような社員は、それなりに優秀な

人たちが選ばれることが多いです。

採用候補者もそう考えています。

 

だからこそ「なんだ、この会社の

レベルはこんなものか」と、自分の

せいで採用候補者に思われてしまう

ような事態を、面接官はなんとしても

避けなければなりません。

 

しかし、そのことを自覚している社員は

それほど多くないというのが、多くの

面接を受けてきた私の印象です。

 

面接官は、組織を代表して採用候補者

という組織の外の人間と会っている

のだということを理解していません。

自分の言動のせいで、どれだけ組織の

評判に傷をつけることになるのかも。

 

恩を仇で返す

 

遅刻、暴言、怠慢、無関心。

 

私が会ってきた「面接官」という

人種は、多くの人がこの4つの

いずれかの罪を犯している。

 

10分以上遅刻してきたのに

謝罪の一つもない面接官がいました。

 

耳を疑うような質問や、法律で

してはいけないと決まっている事項を

平気で質問してくる面接官がいました。

 

履歴書・職務経歴書に事前に

目を通していないのがもろバレの

面接官がいました。

 

あなたがした質問に答えているのに

こちらを見ようともしない面接官が

いました。

 

これらの面接官、はっきり言って

こっちから「資格なし」として

不合格。こんな面接官をよこしてきた

企業もこっちから願い下げです。

 

このような判断を、採用候補者に

させてしまう面接官は、所属企業に

対する恩を仇で返しているようなもの。

 

傷つけた組織の名誉を取り戻すには

あまりにも犠牲が大きい。