人生100年時代 会社からの「卒業」VOL.6「出身者プール」


人生100年時代と言われて久しい。

 

長くなった人生、今までとは

働くことそのものの意味が

大きく変わりつつあります。

 

1つの会社で3年と働くことがなく、

最終的に組織に見切りをつけた

著者が提言する

 

「人生100年時代 会社からの卒業」

 

第6回は

「出身者プール」

です。

 

卒業者で企業が評価される

 

2018年6月19日に株式上場を

果たしたメルカリ。

 

その事業内容や企業価値はもとより、

「ゴールデンチーム経営陣」とでも

いうべき、華々しいキャリアを持つ

人材が役員に名を連ねていること

でも有名です。

 

あまりにも多すぎるのでここでは

いちいち挙げませんが、どれくらい

すごいかはここを見てください。

https://www.businessinsider.jp/post-109035

 

ここで注目してほしいのは、それぞれの

「元○○」という肩書です。

誰もが知っているような企業が並んで

います。

 

今はメルカリで働いている方々も、

いずれはメルカリを卒業した時は

「元メルカリ」という肩書がつく

ことでしょう。

 

そしてそれが、本人のキャリアに

とっても、またメルカリ自身に

とってもプラスになる。

元メルカリの人材が各方面で

さらなる活躍をすれば、評価が

高まります。

 

かつてはリクルートがそうでしたし、

ソフトバンクや楽天もそうなりつつ

あるようです。

 

このように、企業からの卒業が

当たり前になると

「以前はどこの企業で働いていたのか」

が注目されます。

 

そして、一定の数が集まれば

「出身者プール」ができ、そこから

各方面での活躍者が出ることで

元いた企業の評価も高まり、

ますます人材が集まってくる

という好循環になるでしょう。

 

反対に、そこで働いていたという

ことを、出身者が隠したがるような

企業であったとしたら、本人に

とっても企業にとってもマイナス。

 

そこで働くこと自体がキャリに

とってマイナスになると判断

されれば、いくらお金を積まれても

優秀な人材は離れていく。

 

出身者が人材採用の重要なカギになる。

卒業者からスターが生まれれば、

自分もあの人のようになりたいと

多くの優秀な人材が集まってくる。

 

企業は、どんな人材を育てることが

できたのか?を問われるようになる。

プロスポーツチームにいかに

優秀な人材を送り込めたかで

評価される、スポーツ監督のように

なるでしょう。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください