長い目で見る人材採用 Vol.10「手書きを重視する」


「人手不足倒産」という言葉を

見る機会が多くなりました。

そこまででなくても、人が足りない

ために受注を断っている企業の話も

よく耳にします。

 

人材採用は、火急を要することで

あったとしても、拙速に動くことは

慎まなければなりません。

「急ぎつつ待つ」ことが重要です。

 

この連載では、そのような

「急ぎつつ待つ」ために何をする

べきなのかについて書いていきます。

 

第10回のテーマは

「手書きを重視する」

です。

 

性格が出る

 

いまどき、手書きの履歴書を

求めるのは意味のないことに

思われるかもしれません。

応募書類はメールでやりとり

することが多くなってきて

いますし、多くの転職情報サイト

では、あらかじめ登録しておいた

履歴書・職務経歴書によって

応募が可能になっています。

 

しかし、少なくとも面接当日には

手書きの履歴書を提出するように

求めることが重要です。できるなら

事前に郵送してもらうように依頼

することが望ましいです。

 

職務経歴書は長くなるのでプリント

アウトしたものの方がいいでしょう。

手書きだとかえって読みづらい。

なので、手書きなのは履歴書だけで

十分です。

 

なぜ手書きの履歴書?

それも郵送を求める?

 

それは、手書きの履歴書、さらには郵送に

使う封筒と切手、書類の入れかた、添え状

があるかどうかなどから、その人のマナー、

常識に関する情報、そして性格、人となりを

探る情報もたくさん得ることができるからです。

 

さらに、手書きの履歴書やその郵送は

「志望度」を測るのに適した方法です。

応じないようなら、当社への志望度は

その程度だということ。初めから入社

する気などないかもしれません。

 

直ちにそう判断するのは早急にすぎる

かもしれません。しかし、興味があって

ぜひ面接に行きたいなら手書きの履歴書

ぐらいは用意します。それもしないような

人を呼ぶ必要があるでしょうか。

 

採用担当の仕事は面接をすることには

ありません。ほかの業務と兼務している

事も多い。採用の可能性がほとんどない

面接をすることは避けるべきです。

そのためにも、手書きの履歴書を

活用することができます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください