10年使える採用活動のキーコンセプト Vol.3「面接を少なくする」


買い手市場になろうとも

売り手市場になろうとも、

「ブレない」採用活動にする

ために、企業が大切にしてほしい

キーコンセプトをご提案します。

 

第3回は

「面接を少なくする」

です。

 

「とりあえず面接」はNG

 

「この候補者についてどうしても

知りたいことがあるか?」

「この候補者と一緒に働くところを

想像できるだろうか?」

「この候補者から何かを学べる

だろうか?」

 

もし、これら3つの問いすべてに

「YES」と思えないようなら、

面接するのは控えたほうがいい。

 

一言でいえば

「尊敬できるところがあるだけ

面接するようにしたほうがいい」

ということです。

 

そうは思えない人を面接に呼んだとしても、

礼儀や敬意に欠けた態度で接することになり、

それは候補者にも伝わってしまいます。

 

「とりあえず会うだけ会ってみよう」

そういう軽い気持ちで面接に候補者を

呼ぶことは極力避けるべきです。

 

敬意を払われたい

 

採用候補者は、自分の実績やスキルが

評価されて面接に呼んでもらった

と考えています。

 

にもかかわらず

「とりあえず」「いい人かもしれない」

「会うだけ会ってみよう」

そんな理由で面接に呼ぶことは、

採用候補者のこの思いを裏切る

ことになります。

 

さらに採用候補者の貴重な時間も

無駄にすることになります。

そればかりか、面接官である

あなたの時間の浪費にもなり、

成果をあげない時間を増やす

ことになるのです。

 

採用候補者が求めているのは

採用されることだけでは

ありません。

1人の人間として尊重され、

敬意をもって扱われることです。

 

「まず一度は会ってから」

「拾いモノかもしれない」

そんな確たる理由もないままに面接に

呼んだということは、それとは真逆の

行為であり、まったくの逆効果です。

 

面接に呼ぶ人は厳選に厳選を重ねた

少数精鋭だけにしたいものです。

 

採用担当者の仕事は面接をすること

ではない。面接を多くすることが

採用につながるわけでも、まして

採用担当者の評価につながるわけ

でもない。

 

しかし、採用担当者は面接にこだわる。

面接していないと仕事をしていない

ような気になるのだろうか?

 

まったく愚かしいことだと思う。

採用面接は打率を重視すべきであって

打席数を重視すべきではない。

 

仕事をしているフリのための

面接など百害あって一利なしである。

 


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