超買い手市場になろうとも
超売り手市場になろうとも、
「ブレない」採用活動にする
ために、企業が大切にしてほしい
キーコンセプトをご提案します。
第7回は
「コピーライターになる」
です。
ライター任せの求人広告
多くの採用担当者は、求人広告の作成を
専門業者に任せています。
採用担当者が自分で広告コピーを書き、
文章を書くことはほとんどありません。
なぜなら、求人広告会社へ支払う料金には
コピーライティングや文章作成の料金が
含まれているからです。
具体的な求人広告作成の流れとしては、
求人広告会社の営業マンがライターを
連れて取材を行い、それに基づいて
求人広告が作成されます。
もちろん、採用担当者がチェックし、
修正を指示することはしますが、
ベースとなる記事はライターが
作成していることがほとんど。
しかし、これでは「伝わる」求人広告
にはならないでしょう。なぜなら
血が通っていないからです。
このような求人広告によって
スタートするのは「借り物競争」
の採用活動でしかない。
自分の言葉で
たしかに、ライターには基本的な
文章力はあります。構成が整い、
読みやすく、破たんしていない
文章を書く能力は高い。
事業内容や仕事内容を理解して、
基本的な情報を発信することは、
取材をすることである程度は期待できる。
しかし、どこまでいっても、ライターは
あなたの会社の社員ではないし、
まして経営者でもありません。
採用された人が実際には一緒に働く
ことになる経営者や社員の思いが
込められた文章を書くことは、
外部のライターにはできません。
少し文章がおかしくても、構成が
マズくても、それが想いの込められた
コピーや文章なら必ず伝わります。
重要なのは、外部のライターに
任せるのではなく、あくまで
自分の言葉で、ゼロからコピーや
文章を創り上げていくこと。
ライターには、文章の体裁を整えて
もらうことだけを依頼するぐらいの
ことでいい。
初めからうまいコピーや文章を
書こうとはせず、まずは初めて
みることです。
血の通った求人広告を作るには、
採用担当者自身がペンを取り、
悪戦苦闘しながら書き上げた
文章のほかにはありえません。