もう人のせいにしない!採用がうまくいかない理由 Vol.5「門前払いしている」


人の採用がうまくいかない

理由は確かにあります。

 

それは「あなた自身に」です。

 

この連載は、採用できない理由を

知りたい、そして解消したい人に

向けた処方箋です。

 

第5回は

「門前払いしている」

です。

 

最重要顧客

 

2018年現在、バブル期以来の

いわゆる「求人倍率の高止まり」

状態になっており、人材難、

採用難であることは明らかです。

 

求人誌や転職サイトには求人情報が

あふれ、高給や福利厚生の手厚さを

全面に押し出し、待遇の良さを

強調して、なんとしてでも応募を

集めよう、採用しようという必死さが

伝わってくる。

 

しかし、必死なのもそこまで。

せっかく応募してきてくれた候補者を

大切に扱うことなく、失望させる行動を

とっている企業は多い。

 

それは、せっかく招いたお客を

「門前払い」にでもするかのような

行動である、といっても過言ではない。

 

人材募集で集めた候補者に対しては、

自社の最重要顧客と同じに接し、

もてなす必要があります。

 

その覚悟がないのなら、募集に使った

お金も時間も、ドブに捨てるような

ものです。採用活動などしないほうが

いくらかマシというものです。

 

ボディーブロー

 

人材募集に応募した企業から

邪険に扱われた候補者は、二度と

その会社とは関わろうとはしなくなる。

それどころか、ことあるごとに攻撃し、

敵対する行動を取る。

 

働く場所としてはもちろん、

商品を購入しサービスを利用する顧客や

取引先の担当者としても、その会社を

選ぶことは二度とない。

 

それだけならまだしも、

家族や友人、知り合いに対しても

「あんな会社やめておいたほうがいい」

と助言するでしょうし、今の時代なら

ネットにネガティブ情報を書き込む

ことも簡単です。

 

これらの行動は個人としては小さな

力ではありますが、集まれば強大な

力になります。

そして、じわじわと拡散し、長い時間、

その企業にダメージを与え続けることになる。

 

そして、攻撃を防ごうにも

1つ1つは小さいため、すぐに有効な

手段をとることができない。

 

この事態を防ぐ唯一の方法は、

応募してきてくれた候補者すべてを

大切に扱い、決して邪険に扱わず、

最重要顧客に接するかのような

態度でもてなすことだけです。

 

採用しなかった人がこの先、あなたの

会社の社員になる可能性は低い。

この先、会うこともないのかもしれない。

だから、どうでもいい?

違います。「だからこそ」

大切に扱う必要があるのです。

 


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