常識ではありえない!?採用活動の提案 Vol.4「お金の話から始める」


人材難の時代、今まで通りの、

他所の会社と右へ倣えの採用活動を

していたのでは、優秀な人材を獲得

できる見込みは低い。

 

そこでこの連載では、常識ではありえない

ような採用活動をご提案し、人材難に

あえぐ企業が「一発逆転」するヒント

を提供することを目指します。

 

第4回は

「お金の話から始める」

です。

 

折り合いがつかない?

 

採用選考が進み、候補者に内定を出す。

「オファーレター」すなわち採用通知を

出すことになりますが、その時に必ず

提示するのが年収です。

 

面接中にそれとなく「もし採用になったら

どれくらいの年収になりそうか?」

については話しているでしょう。

しかし、はっきりとは話さないのが通例。

 

なぜなら、面接を通じて明らかになるで

あろう実績やスキルへの評価、本人の希望、

社内の規定や、すでにいる社員の年収との

バランスなどを総合的に見て決定するのが

年収というものだからです。

 

しかし、その金額が初めから

候補者本人の希望金額と折り合わない

ものであったとしたら、どうでしょうか?

 

どんなに頑張っても、社内規定やすでに

いる社員とのバランスを考えれば、

出せない金額というものはあります。

 

そのことをしっかりと確かめないまま、

面接を進めていって問題ないでしょうか?

問題あるでしょう。

 

最後の最後になって、初めから

年収面での折り合いがつかない

ことが確定事項として存在していた

ということが判明する。

 

これほどのムダはないのでは

ないでしょうか?

 

冒頭で金額を提示する

 

それまで費やした時間をムダにする

ことは、最初に現時点での

「想定年収金額」を提示すること

だけで回避することが可能です。

 

もちろん、今後の選考過程での

評価によって増減することが

あることは伝えたうえで

「これぐらいの金額になりそうだが、

それがあなたの希望金額と隔たり

があるかどうか?」

と確かめることです。

 

できることなら、希望金額を

はっきり言ってもらうことです。

 

この時点で、候補者本人の希望金額に

達していなかったとしたら、

「今後の選考を進めるかどうか」を

確かめ、候補者にどうするか決めて

もらいましょう。

 

面接がスタートするのは、年収面での

折り合いが付くのだということを

確かめてからです。

 

 

人が働く場所を決めるのは、お金が

多くもらえるからではない。

報酬がいくら高くても、何も成長できず

何にも貢献しない仕事を続けることが

できるはずもありません。

 

しかし、その一方で、人には生活が

あります。最低でもこのくらいの

お金がないと暮らしていけないという

最低ラインがあります。

それを下回る仕事はできないという

現実がある。

 

だからこそ、年収の話は最初に

行うことが重要なのです。

 

 


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