面接で使える「深く考えて」答える質問 Vol.4「誰から情報を得ていますか?」


採用面接では、候補者が事前に

「模範回答」を用意することが

できない質問をどれだけできるか

が成否を左右します。

 

この連載では、候補者が深く

考えていないと答えられない

質問例を挙げていき、実際に

面接で使うための方法、注意点を

お伝えします。

 

第四回は

「誰から情報を得ていますか?

です。

 

【この質問の意図】

情報源がどこかによって、

その候補者の仕事の仕方を

垣間見ることができます。

 

どこから必要な情報を得ているか、

そのためにどれだけの時間とお金を

投資しているかも確認することで

「情報感度」も確かめることが

できます。

 

【回答のどこを見るか】

正しい情報収集法はありません。

それまでの経験や環境、仕事の

内容によって情報収集の方法は

変わってくるからです。

 

また、その方法によって、役立つ

情報が集められているかどうか

も問題ではありません。

 

注目すべきは、常に情報収集が

必要不可欠なことであるという

「認識そのもの」であり、

そのためにどれだけの時間と

お金を使う用意があるか、と

いうことです。

 

ネット検索で得られる情報や、

職場のうわさ話や、変わらない

メンバー同士の飲み会での愚痴大会

ぐらいしかないとしたら、問題です。

 

違う業界や、違う年代、あるいは

国すらも違う人たちとの交流を

する機会があるかどうか。

その場所に、自分でお金を出して

でも顔を出すことに価値を感じる

ことができるかどうか。

 

自分一人では何もできない。

自分とは違う考え方、行動ができる

人とのコラボレーションの重要性を

認識している人が、伸びる人材で

あることは間違いありません。

 

【効果】

貪欲に情報を欲する姿勢があるか

どうかを確認することによって、

向上心を見ることができます。

 

また、提供される研修などなくとも

自分から「学ぶ」姿勢をもって

自分でお金を出すことができない

人材は、伸びません。

 

大した努力もせず、お金も

使うことなしに手に入る

情報だけでは物足りない、

不安になるくらいの感度が

ないと、いつのまにかさびついて

動けなくなり、置いてけぼりを

くらうことになります。

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください