面接で使える「深く考えて」答える質問 Vol.16「自分だけのルールは?」


採用面接では、候補者が事前に

「模範回答」を用意することが

できない質問をどれだけできるか

が成否を左右します。

 

この連載では、候補者が深く

考えていないと答えられない

質問例を挙げていき、実際に

面接で使うための方法、注意点を

お伝えします。

 

第十六回は

「自分だけのルールは?

です。

 

【この質問の意図】

誰にも見られていなくても

自分の意志で守るルールを

確かめることで、候補者の

根本的な価値観がわかります。

 

誰かに評価されたり、ほめられたり、

自分の利益にならない場合には

実行しないことには、それほどの

価値はありません。

 

卓越した仕事は、こういう

「見返りを求めない貢献」を

することを厭わない、

いわゆる「滅私奉公の精神」が

ある人によって達成されます。

 

そういうところを持った候補者で

あるかどうかを判断する材料と

して使えます。

 

【回答のどこを見るか】

候補者が設定している

「自分だけのルール」そのものは

重要ではありません。

重要なのは、そのルールを設定して

いる理由のほうです。

 

なぜそのルールを設定しているのか、

そこに候補者の価値観が反映されて

いるからです。

 

もちろん、実行されていなくては

ならないのは言うまでもありません。

実行されないルールには、それが

書かれた紙ほどの価値もないからです。

 

【効果】

見返りを多く求め、自分がした貢献

よりも高く評価してしまい、評価

されないと不満を抱く人を除外

できます。

 

たとえ評価されなくても、だれからも

見向きもされなくても、自分なりの

価値観をもってひたむきに頑張り

自分を信じて進み続けることが

できない人には、大した仕事は

できません。

 

多くの大事業は、最初は誰にも

省みられることがないばかりか

注目も評価もされず、あげくの

はてには「ムリだ」「やめろ」

と言われ続けたものが多い。

 

それでも不屈の精神で進み、

ついに成し遂げられたのです。

 

自分だけのルールは、守ったからと

いって、自己満足におわるだけ

なのかもしれない。他人にとっては

価値もないことかもしれない。

 

しかし、なにかを信じて進むことが

できない人間には、なにごとも

なしえない。