できる人を採用するための!注目ポイント集 Vol.3「周囲に気を配っている」


この連載は、人材採用において

「できる人」を採用するために、

注目して見るべきポイント

ついて書いていきます。

 

第3回は

「周囲に気を配っている

です。

 

神は細部に宿る

 

このタイトルの意味は

「本当に素晴らしい技術やこだわりは、

一見して分かりにくい」ということ。

 

なんでもないようなことで、たいした

違いはないように見えることについても

一流の人はこだわり、注意を払っている

ものです。

 

人材採用においては、この「細部」に

気付くことができるかどうかが

雌雄を決するといって差し支えない。

 

たとえば、提出される履歴書・職務経歴書

1つをとっても、できる人材であれば

いくつもの気配りを込めています。

 

採用担当者は一日に何十通も履歴書を

読む場合もあります。そのことを

考慮に入れ、できるだけ負担に

ならないように気が配られているか

どうかは、書類を手に取ればわかります。

 

決して達筆ではない。しかし、丁寧に

書かれていて読みやすい。

貼られている写真にもズレや傾き、

指紋の付着などは一切ない。

 

添え状とともに、きちんと方向が揃え

られた状態で封筒に入っていて、

取り出すとすぐ読めるようになっている。

 

このような一見すると「ささいな」点に

一流と普通の違いが見られます。

 

採用担当者に手間をかけない

工夫をするのに、候補者側での

労力はそれほどかかりません。

 

いくつもの職種で募集をしている

場合もありますので、どの職種が

希望なのかを封筒に明記するなど、

応募要項に記載がない場合でも

そのことに気付き、思い至り、

実行できるかどうかの問題です。

 

会う前に8割は決している

 

採用面接時の第一印象は6秒で

決まると言われます。

正しいことなのでしょうが、不十分な

見解だと言わざるを得ません。

 

なぜなら、すてに提出されている

履歴書・職務経歴書によって

表現されている「周囲への気配り」

によって、面接官は候補者の

「人物像」を、8割がたは形成して

しまっているからです。

 

面接で本人を前にしたときには、

その印象を確認する作業をして

いるにすぎません。

 

約束の時間5分前に到着し、

きっちりとアイロンもブラシも

かけられたものを着用し、袖口の

ボタンも留められ、靴にも磨きが

かかっている。

 

これらのことでは、第一印象は

いい方向には揺らがないでしょう。

みんながそうするからであり、

当たり前のことだからです。

 

人材採用において人を見る時に、

候補者が発している細かな気配りに

気付くことができるかどうか?

その目を持っているかどうか?

採用担当は肝に銘じておかなければ

なりません。

 

一流の人材を見分けることができる

かどうかは、採用する側の人間もまた

一流の人間であるかどうかにかかって

いるということを痛感します。

 

振り返ってみれば、自分が未熟なせいで

一流も人材を見落としていなかったどうか?

・・・自信がありません。

 


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