この連載は、人材採用において
「できる人」を採用するために、
注目して見るべきポイントに
ついて書いていきます。
第5回は
「アップデートを怠らない」
です。
おっさんが日本を亡ぼす
「おっさん」という言葉をよく
聞きませんか？
日大アメフト部の危険プレー問題、
日本レスリング界におけるパワハラ
問題に絡んで、よく言われている
のですが・・・
「おっさん」の定義はいろいろありますが、
おおむね下記のような人たちのことを
言うようです。
・とにかく「新しいこと」にはなんでも
拒否反応を示す
・縦社会に染まりきっていて上からの
命令に疑問を持たない
・決まった人とばかり交わり、よそ者を
受け付けない
会員制ニュースサイト「NewsPicks」の
定義では、おっさんを一言で表現すると
「新しいことを学ばない、
アップデートしていない存在」
だそうです。
男も女も年齢も関係なく、
こういう旧態依然とした考えや
行動から抜け出せない人たちを
指して言う言葉です。
このおっさんが「日本を滅ぼす」と
まで言われているように、このような
人たちがはびこり、なまじ権力を
持ってしまっているのが日本の現状
なのかもしれません。
だからこそ、新しいことに貪欲で、
対応し、吸収し、行動していく
人の存在こそが重要になってきます。
新しいことを学んでいるか
企業内にも「おっさん」がはびこって
いませんか？
前例や慣習、部署間のパワーバランスに
縛られるばかりで、総論賛成各論反対の
姿勢しか見せず、新しいことに出会うと
二言目には「それって効果あるの？」と
オウム返しのようにのたまう人たち。
こんな人が上にいて、うんざりした
経験はだれにでもあるでしょう。
こんな人たちがすでに社内に
いることは仕方がありませんが、
これから採用する人がそんな
「おっさん」でなく、そして
そうはならない人を選択する事は
可能です。
そのためには、1つの質問を
すればいいのです。
「今、自分のお金を使って
学んでいることはなんですか？」
自分のことをアップデートできるのは
自分しかいません。自分に必要なことを
本当にわかっているのも自分しか
いません。
アップデート作業は人にやってもらう
ことではありません。用意された
コースや研修では不十分です。
自分で自分に必要なアップデート
情報を探し、そのために必要な
情報を自分のお金を使って得る
ことをしているか？を確かめましょう。
この姿勢がない候補者は、
遅かれ早かれ「おっさん」に
なり果てるでしょう。
