できる人を採用するための!注目ポイント集 Vol.15「座右の銘がある」


この連載は、人材採用において

「できる人」を採用するために、

注目して見るべきポイントに

ついて書いていきます。

 

第15回は

「座右の銘がある

です。

 

他がいかにあろうとも

 

座右の銘があるということは、

しっかりとした「行動指針」が

あるということです。

 

座右の銘を質問することによって、

その場その場で、行き当たりばったりで

流されて生きているのではなく、

しっかりとした方針をもって、いつ

いかなる時もそれを守り「ブレずに」

生きているかどうかがわかります。

 

それで思い出されるのが、

「敵に塩を送る」という言葉。

これは、上杉謙信のある行動が

その語源だと言われています。

 

謙信が塩を送った相手は、川中島で

死闘を繰り広げた宿敵・武田信玄です。

 

内陸の国で海がなく、塩が採れなかった

甲斐の国を拠点とする武田信玄が、

隣国から塩の供給を止められ窮地に

陥ってしまいました。

 

塩がなければ人は生きていことが

できません。味噌、醤油、漬物など

日常の食卓には欠かせないもの

だからです。

 

その時に、たとえ敵であろうと、

そんな卑怯な手を使ってまで

追いつめることはできないとの

判断から、塩の供給を止める

ことをしなかった謙信。

 

たとえ他の人間がどうあろうと、

自らの行動指針を曲げず、そうすれば

やすやすと敵を打ち破ることができる

のがわかっていながら、卑怯な手を使う

ことを拒んだのですね。

 

ブレなかった謙信の行動が称賛され、

後の世に「敵に塩を送る」という

言葉を残させたのでしょう。

 

窮地に立った時の行動

 

座右の銘は、窮地に立った時の

行動指針にも影響を与えます。

 

有名なのは徳川家康の「しかみ像」です。

 

武田信玄と戦って大敗北を喫した

「三方ヶ原の戦い」で、命からがら

居城に逃げ帰った徳川家康。

 

一説によると恐怖のあまり「脱糞していた」と

まで言われるほどの手痛い敗北だったのですが、

その時の自分の姿を絵師に書かせたのが

「しかみ像」で、家康はそれを生涯手元に

置き、二度と同じ過ちを犯さないための

戒めとしたと言います。

 

人間、うまくいくことばかりでは

ありません。失敗した時にどのように

リカバリーするかということが

その人の真価を表します。

 

座右の銘は、成功体験からのもの

だけではなく、失敗体験からも

生まれるものです。