どんなに優れたスキルや経験を
持っていても、基本マナーが
デキていないがために
「一瞬にして敗北」することに
なった人をたくさん見てきました。
面接を受ける側の候補者として
だけでなく、面接をする面接官と
しても豊富な経験を持つ視点から、
面接で「瞬殺」されない方法を
お伝えします。
第8回の「基本マナー」のテーマは
「メールの返信」
です。
スピード重視
書類選考を通過した候補者と
面接日時を調整するために、
電話やメールでやり取りを
することになります。
電話の場合はその場で日時調整が
完了するため問題はありません。
しかし、メールの場合はやりとりが
発生します。そのため、その返信
スピードがほとんどすべてを決定する
ことになります。文面がきちんと
しているかどうかはそれほど問題
にはなりません。
とにかく早く返信がくるかどうか。
これだけを面接官は気にしていると
言ってもいい。
返信は早ければ早いほどいい。
遅い返信をしているようだと、
すでに面接の前に半分敗れ
去っているようなものです。
面接官は多くの候補者と連絡を
取っていて、面接時間の調整に
多くの時間を費やしています。
候補者同士の面接時間調整に
配慮しなければならないことも
多く、速やかに連絡が取れる
候補者にことを大変ありがたく
思っているものです。
逆に、連絡が取りづらい候補者
には、知らず知らずのうちに
悪い印象を持ちがちになって
しまいます。
もちろん候補者側にも事情は
あることは承知しています。
本当に忙しい候補者がいる
ことも理解しています。
しかし、本当に重要な相手からの
連絡であれば、何をおいても
素早く対応するものなのでは
ないだろうか?
返信が遅いということは、
当社はこの候補者にとって
それほど重要な相手ではない
のではないだろうか?
返信が早い遅いということは、
候補者であるあなたの、応募企業
への志望度を測るバロメーター
として面接官に承知されている
ということを忘れないことです。
デキる人は、そのことを理解し、
忙しい中でもできるだけ早く
対応することを考えます。
きちんとした回答をする時間的余裕は
なくても、そのままやり過ごすことは
ない。その事情を伝え、いつ返答が
できるかだけでも連絡する。
そのような相手の仕事と時間に
配慮した行動を取るものです。