人手不足、採用難の時代が長く
続く気配があります。
そんななかで、採用担当者が
「自分の判断で」「今すぐに」
始められることを実行する
ことで「採用できる環境」を
作る方法についての連載です。
第1回の「環境づくり」のテーマは
「やらないカクゴ」
です。
結果がすべて
人材採用担当者は、よほど気を付け
ないと、何の足しにもならない
余計な仕事をしてしまいがちだ。
いくら会社の将来を担うことになる
何物にも代えがたい「人材」を採用
するための活動であるとはいえ、
採用活動は今すぐ、直接の利益を
生むものではない、ということを
忘れてはならない。
はっきり言えば、採用活動は
「最終的に人を採用し入社した」
という実績を上げない限り、時間と
お金をムダにする活動であると
言っても過言ではない。
たいして質の良くない候補者しか
集められない求人広告。
書類上は良く見えた候補者でも、
面接でろくでもないと判明する。
「これは」という人材に内定を出したが
辞退され、入社には至らなかった。
これらは、採用につながらなかった
という点ではすべて同じです。
骨折り損のくたびれ儲け。
何もせずお茶を飲んでいるほうが、
経費を使わない分だけまだマシ
であるのかもしれない。
PDCAを瞬足で
採用活動は
「最終的に人を採用し入社した」
という実績を上げない限り、時間と
お金をムダにする活動である。
このことをしっかりと心に刻み、
不首尾に終わった活動は、ただちに
改善点を見つけて実行することが
人材採用担当者の使命である。
そして、改善点が見つけられない
失敗した活動は、すっぱりと
「やらない」カクゴを持つこと。
「たまたま運がわるかっただけで
次はうまくいく」という考えは
持ってはならない。
「過去にはうまくいった方法だから」
「今まで続けてきたことだから」
「他に方法がないから」
理由にすらなっていない。
これらもすべて禁句にして
おくべきである。
そうでなければ、なんの実績も
あげていないのにお金と時間
ばかり使って楽な仕事だ。
そう言われても、文句を言う
資格はない。