人材採用を有利にする「環境づくり」のススメ Vol.9「職務よりミッション」


人手不足、採用難の時代が長く

続く気配があります。

 

そんななかで、採用担当者が

「自分の判断で」「今すぐに」

始められることを実行する

ことで「採用できる環境」を

作る方法についての連載です。

 

第9回の「環境づくり」のテーマは

「職務よりミッション」

です。

 

担当業務の羅列

 

多くの求人情報が陥っている

致命的な欠陥。それは

「ただの担当職務の羅列」

でしかないことだ。

 

そして、そんな求人によって、

自分の頭で考えて行動できる

優秀な人材に応募してもらおう

しているという点である。

 

この募集の仕方では、与えられた

仕事をこなすことができる人材を

採用することしかできない。

 

その先の

「その仕事を通じてどんな

貢献を果たせるのか」

「自分に課されたミッションは

何なのか」

を考えて行動できる人材を

雇うことはできない。

 

もし、担当業務の羅列でしかない

求人によって、このような人材を

雇うことができたとしても、

それは偶然にすぎないだろう。

 

入社して担当することになる

職務を書くのではなく、

「その職務を果たすことによって

どんな貢献をしてもらいたいのか」

「どんなミッションがあるのか」

求人に書くことが、なによりも

肝要なのだ。

 

発展する組織には

「必ずいる」人材

 

組織の発展にとって必要なのは、

与えられた仕事をただこなす

社員ではない。

 

与えられた仕事によって達成すべき

自らの貢献やミッションを見据えて

仕事をし、必要なら仕事のやり方を

変え、新しい仕事を創っていくこと

さえできる人材こそが必要である。

 

社員は、確かになんらかの仕事を

担当し、担当する仕事の範囲は

決まっている。

 

組織がしっかりしていれば、

おのおのの社員が担当する業務は

はっきりとしていて「なあなあ」で

仕事が進められることがない。

 

それは素晴らしいことであり、

だれかの人知れぬ努力や犠牲で

仕事が進んでいくような組織は

未成熟であるし、いずれは

行き詰ることになる。

 

だれもが自らの担当業務しか

見ておらず、貢献やミッションに

目を向けることできない組織だと、

こういうことが起こる。

 

自分の担当範囲外のことには、

たとえそれが多くの成果を

もたらすことであったとしても

手を付けることなく、無関心を

貫いてしまう。

 

もしかしたら、そのような

「見て見ぬふり」が、組織の

秩序を守る行為だと称賛される

ことになってしまっていること

さえあるかもしれない。

 

担当する仕事をこなすことに

よって、どんな貢献ができるのか?

仕事をすることによって達成すべき

ミッションは何なのか?

 

これを常に考え、自分の仕事を

変え、創っていく社員を雇い、

組織を発展させるためには、

まずは求人から変更することだ。

 

そのことが書かれた求人に反応して

応募してくる社員を採用するのが、

最短ルートであることは間違いない

だろう。