人材採用の「結論の出ない」テーマ Vol.2「第一印象を信じていいか?」


人材採用は困難な仕事です。

これといった正解もなく

悩みと矛盾を抱えた仕事です。

 

しかし、立ち止まるわけには

いきません。

 

この連載では、難しい問題、

答えがない問題にあえて挑み、

明日の人材採用のために活かせる

「なにか」を提供することを

目指します。

 

第2回の「テーマ」は

「第一印象を信じていいか?」

です。

 

一緒に働くことになる人

 

結論から言おう。

第一印象を信じるべきである。

もっと言えば、面接というものは

第一印象しか頼るものはない。

それ以外は思い込みでしかない。

 

なぜなら、目の前にいる候補者は、

採用となれば一緒に働くことに

なる人である。そして、一緒に

働くのに最も重要なことは何かと

いえば、それはただ一つ

「相手のことを好ましいと思うか」

ということであるからだ。

 

そして、その

「好ましいと思うかどうか」

という判断がなされるのは、

とりもなおさず第一印象である。

そして、それが覆ることは

ほとんどないということが事実

だからである。

 

同じ行為でも、好ましい人が行う

ことなら許せるのに、嫌いな人が

行ったことは許せないものである。

 

人間なんてそんなものだ。

実に曖昧で、自分勝手で、主観的な

生き物である。

 

いくら能力が高く、会社に利益を

もたらしてくれるひとであったと

しても、どうしても好きになれない

人と一緒に働けるものではない。

 

いくら理性を働かせることができ、

公平な判断をしようと努める気が

あったとしても、第一印象という

「本能」という部分は、どうにも

できないのである。

 

1つ気を付けるべきなのは、

第一印象が重要だということは

候補者も認識しているという

事である。だからそこに策略を

盛り込んできている可能性がある。

 

どういうことかと言えば、

候補者が本性を隠し、その時だけ

特別に「愛想よく」しているだけ、

であるかもしれない。

このことは肝に銘じておくべきである。

 

さもなければ、コロッとだまされて、

気付いた時には後の祭りであろう。