採用活動の掟 第一条「時間とお金の意識を変える」


人材採用は企業・組織内の

他の仕事とは違う論理で

動く必要があります。

 

そのことに関する連載を通じて

人材採用のあるべき姿、守るべき

「掟」を描きます。

 

第一条

「時間とお金の意識を変える」

です。

 

最も費やすべきだ

 

採用活動に時間もお金もかけ

られないという現実がある、

という経営者は多い。

 

一方で、経営にとって最も

必要なものは人材である、

ということ経営者も多い。

 

明らかに矛盾している。

 

重要なものは時間もお金も

かけなければ手に入らない

はずである。人材が重要である

ならば、時間もお金もかけるのが

スジというものだ。

 

質の高い材料や効率の良い工場

にはお金も時間もふんだんに

かける一方で、貴重な資源で

あるはずの人材には雀の涙ほどの

お金と、片手間の時間しかかけない

というのは、明らかに怠慢である。

 

今までのやり方を変えずとも

人が集まり、放っておいても

1つの組織のためだけに一生懸命

働いてくれる人を得ることなど

もはやできないことは、経営者も

わかっている。

 

その認識はあり、今のままではまずい、

どうにかしないといけないことは

百も承知のことと思う。

 

しかし、何ら具体的な行動が

起こさなければ、状況を承知して

いようとそうではなかろうと、

結果は同じである。

 

何も手が打たれず、お金も時間も

かけないで、今までと寸分たがわぬ

流れ作業のような採用活動をして、

いつか「ラッキーパンチ」が当たって

採用できることに期待している。

 

そのような意識はきっぱり捨てる

ことから始めなくてはならない。

組織内のあらゆる活動の中でも、

採用活動に最も時間とお金をかけ、

最も優秀な人材をその任務に

あたらせることが肝要である。

 

優秀な人材は優秀な人材に惹かれ、

集まってくるものである。

優秀な人と共に働き、学ぶことが

できる環境は得難いものである

ことを、ひとかどの人材なら熟知

している。

 

最重要顧客のように扱ってもらい、

礼を尽くしてもらえば人の心は動く。

諸葛孔明を「三顧の礼」をもって

迎えた劉備玄徳の礼を持ち出す

までもない。

 

時間とお金を十分にかけて、

組織内の優秀な人材をその任に

たらせることによってこそ、

採用活動の成功への道が開ける。