生き残り戦略としての人材採用 Vol.6「真摯」


企業や組織が生き残るための

最大の武器は人材である。

 

そうであるならば、その人材を

採用するために積極的な採用活動を

行うことが最大の生き残り戦略で

あることは明白だ。

 

この連載は、生き残り戦略として

人材採用を考える場合にやるべき

ことについて、厳選して書く。

 

第6回

「真摯」

です。

 

喉の渇き

 

戦国武将・武田信玄は

「武将たるもの、のどの渇きを

潤すかの如く、常に人材を求め

なければならない」という言葉

を残したと言います。

 

他にも

「人は城、人は石垣、人は堀。

情けは味方、仇は敵なり」

という言葉も残しています。

 

薩摩藩の居城・鶴丸城には

「薩摩は人をもって城となす」

という言葉が刻まれています。

 

このように、人材は国を支え

発展させるには欠かせないもの

であり、優秀な人材を集め育成

することは経営者として最も

心を砕くべきことだという教え

であると強く感じます。

 

誠実に、真摯に、人材が経営の

根幹であるという想いを持ち、

行動に移していく。そのことが

採用活動を成功に導くことに

おいて、何よりも肝要だと

いうことでしょう。

 

劉備玄徳が諸葛孔明を軍師に

招くときに行ったとされる

[三顧の礼」を持ち出すまでも

なく、これと思った人材は自ら

足を運んででも獲得することが

経営者には求められる。

 

真摯な態度は、相手がひとかどの

人物であれば必ず伝わります。

その時は、相手が大企業か、

待遇がどうとかいうことは

ほとんど二の次、三の次になる。

 

諸葛孔明が劉備玄徳に仕えることを

決めた時、劉備には領地も兵力も

ほとんどない居候の身で、明日をも

知れぬ状態でした。

にもかかわらず、天下の軍師と

うたわれた孔明が配下に加わる決意を

したのは「真摯さ」が伝わったから

でしょう。

 

それにも関わらず、採用には時間も

お金もかけられない。他にもやる

べきことが山積していて余裕が

ない。などという態度は、今すぐに

改めるべきだ。

 

そういう姿勢は、社員が見ている。

人を重視せず、大切にしない経営者

だとみなされてしまえば、だれも

そんな経営者にはついていかない。

 

 


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