採用活動とは〇〇だ Vol.9「出世コースだ」


採用活動とは、一言で言えば

なんであろうか?

 

この連載では、一見すると

「どういうことだろう?」

というワードをセレクトして

採用活動をさまざまな角度から

考えていきます。

 

第9回は

「出世コースだ」

です。

 

最も優秀な人材を充てよ

 

採用担当者は、その企業・組織で

最も優秀な人材を充てるべきだ。

候補者は、採用担当者を見てその

企業・組織のことを判断するからだ。

 

採用担当者が凡庸な人材だと起こる

弊害は、主に以下の三点である。

 

1.優秀な人材と話がかみ合わない

2.採用にあまり力を入れていない

  と判断される

3.採用活動は難しい仕事だから

  優秀な人材でないと務まらない

 

優秀な人材は、優秀な人材によってで

なければ採用できない。なぜならば、

優秀な人材は、優秀な人と一緒に働く

ことを何よりも望んでいるからである。

 

優秀な人材は、自分が働く場所として

決める際の基準として、給与や待遇は

もちろん、企業・組織の規模や知名度

などはどうでもいいと考えている。

 

優秀な人材と一緒に働くことによって

得られる充実感、自分の成長の機会、

心地よい刺激を求めている。

 

そのような場所かどうかは、最初に

接触する採用担当者が優秀であるか

どうかが何よりも重要な判断材料だ。

 

採用担当者が優秀でなければ、その

可能性は低いと優秀な人材考え、落胆

することだろう。そして、決してその

企業・組織を働く場所として選ぶ

ことはない。

 

採用担当者は優秀でなくても、他の

部署には優秀な人材がひしめいている

のかもしれない。だが、なぜ採用と

いうこれからの企業・組織を支えて

いく人材を採用するという重要

ミッションに、そのような人材を

充てないのか?

 

答えは一つ。それは、人材を重要資産と

考えていないからだ。

 

人材を大切にしない企業・組織は必ず

立ち行かなくなる。そして最後の土壇場に

なれば人を裏切る。そのような態度が、

採用活動に力を入れていないことに

端的に表れていることを、優秀な人材は

冷静に見抜いている。

 

採用活動は、このように一筋縄ではいかない

優秀な人材を相手に遂行しなければならない

難しい仕事である。優秀な人材でないと

務まらない。それでもなんとなく、何の

問題もなく採用活動が前に向かって進んで

いるように見えているとしたら、それは

あなたの目が節穴なのである。

 


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