人材採用に正解を’すぐに’出すには Vol.1「第一印象は8割当たる」


人材採用には容易に正解は

出せないものです。

少なくとも採用した時点では

それはわからず、判断には

年単位の時間が必要でしょう。

 

それはわかっていながら、あえて

人材採用する時点で正解を出すと

したらどんなことが考えられるか

について書いていきます。

 

第1回は

「第一印象は8割当たる」

です。

 

見た目がモノを言う

 

「人は見かけによらない」とよく

言われますが、それは目の前にいる

人に関して、見た目しか情報がない

場合のことを指しています。

人材採用においては、状況が少し

違います。

 

なぜなら、人材採用においては

少なくとも、候補者から提出された

履歴書と職務経歴書が手元にある。

事前に読んで情報を入れた状態で

会うわけですから、全く情報がない

ということではないのです。

 

履歴書・職務経歴書をきちんと

読んでみれば、おのずと人物像は

浮かび上がってくるものです。

 

もちろん、鵜呑みにするわけには

いきません。なぜなら、履歴書や

職務経歴書には、候補者に都合の悪い

ことは書かれていません。それに加え

書かれていることに関しても候補者の

主観がふんだんに盛り込まれ、誇張され、

脚色されているからです。

 

だからこそ、履歴書・職務経歴書を

読んで抱いた印象と、実際に目の前に

現われた候補者から受ける印象との

「ギャップ」「差異」に注目して、

見た目から抱いた第一印象を大事に

して観察することが必要です。

 

「見た目」から得た第一印象が、履歴書と

職務経歴書を読んで抱いていた印象と

違っていたとすれば、「見た目」の

第一印象のほうが候補者の実像に近い。

つまりは、履歴書と職務経歴書のほうが、

操作を加えられ大きく脚色されている

ものだということです。

 

もっと言えば、面接においてする

質問に対しても、多くが事前に用意

され、体裁を整えられ、それこそ

「理論武装」された答えが返った

くると考えておいたほうがいい。

 

よほどうまい質問をしなければ、

これを崩すのは難しいのです。

面接をすれば人となりがわかると

いうことに、過度に期待しては

いけません。口からはウソや誇張が

出てくるからです。

 

それよりは、見た目からは本当の

ところが出てくると考え、そこから

判断するほうが人を正確に判断できる

可能性はまだ高い。

 

事前にいくらでも時間をかけることが

できる履歴書と職務経歴書と、リアル

タイムでそこにある見た目。どちらを

信用するか、言うまでもないでしょう。

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください