人材難の現在、若くて実績もあり
即戦力になる、誰から見ても
「優秀な」人材を採用することは
困難です。
そんな「見た目」に惑わされず、
今はさほどではなくても、これからの
成長が見込める「掘り出し物」採用を
する方法をお伝えします。
第2回は
「机に向かえる人」
です。
たゆまぬ勉強の連続
大学を卒業してから、日常的に
勉強をすることがなくなった
人は多いのではあるまいか。
それどころか、大学に入るまでで
終わってしまった。そんな人も
珍しくないのかもしれない。
普段から勉強する習慣を持たず
「机に向かわない」人を採用して
はならない。使わない道具は役に
立たなくなる。
ここでいう勉強とは、何も参考書や
問題集に取り組むことを言っている
のではない。常にアンテナを張り、
しっかりと自分に必要な知識や
情報を入手して、仕事に活かす
努力をするということだ。
このようなたゆまぬ努力を、
すなわち机に向かうことができる
能力を持っているかどうかに、
優秀な人材になりうる可能性、
優秀な人材で「あり続ける」か
どうかの判断基準がある。
新聞も本も読まず、通期電車の
なかではスマホでゲームばかり
しているような人では、この先
成長が見込めないことは言う
までもない。そういう人が
思いのほか多いことは、
ご納得いただけるはずである。
机に向かえる人かどうかを
見分ける方法は簡単だ。
おススメの本を「三冊」、
その理由と共に話してもらう
ことである。
1冊では駄目である。
なぜなら1冊位なら、たまたま
昔に読んだベストセラー本など
「ラッキーパンチ」でごまかされて
しまうことがありうるからだ。
普段から勉強している人なら、
三冊くらいはすぐに挙げる
ことができる。
どれをオススメするか、紹介
したい本がありすぎて困る
ことはあっても、全くなくて
困るようなことはない。
たとえ学者ではなくても、
企業経営者や経営幹部に
読書家は多い。
収入と読書量は比例する
とも言われている。
勉強はなにも読書には限らない。
新聞や雑誌を熟読し、勉強会に
出かけ、様々なネットワークを
持ち、情報を仕入れてることに
時間とお金をかけているかどうか。
謙虚に学ぶ姿勢を持ち続けられる
ことが、優秀な人材の条件である。