「掘り出し物採用」する方法 Vol.5「レッドラインがある人」


人材難の現在、若くて実績もあり

即戦力になる、誰から見ても

「優秀な」人材を採用することは

困難です。

 

そんな「見た目」に惑わされず、

今はさほどではなくても、これからの

成長が見込める「掘り出し物」採用を

する方法をお伝えします。

 

第5回は

「レッドラインがある人」

です。

 

やりたくないことが明確

 

採用面接では、候補者のやる気と

志向を確認するために

「入社したらやりたいこと」

を質問することが多い。

 

間違いである。

むしろ「やりたくないこと」を

確認するべきである。

 

どんなことがその候補者にとって

NGなのかを企業・組織が把握して

いることにより、無用な退職を招く

という不幸を避けることができる。

 

なぜなら、企業・組織では、自分が

やりたい仕事をできることのほうが

まれであり、自らの意に反する仕事を

しなければならないことも多いからだ。

 

どこまで許容可能なのか、しっかり

確認しておくことが重要になる。

これを「レッドライン」といい、

アメリカの外交方針としても採用

されている考え方である。

相手国がその線を踏み越えたら

容赦はしない、という線引きを

はっきり示すことによって交渉を

有利に運ぶことができる。

 

日本風に言えば

「堪忍袋の緒が切れる」

といったところだろうか。

 

昨今の人材難の時代では、他に仕事は

いくらでもあるのであり、嫌な仕事を

続けなければならない理由に乏しい。

優秀な人材ならばなおさらである。

 

このレッドラインをはっきり持って

いる人材は優秀である。なぜなら、

「これだけはやりたくない」という

ラインをはっきりさせ、それを超える

ような仕事を命じられたら退職をする。

そんな明確な方針を持っている人材には

覚悟があり、いつでもどこにでもいける

ようにそれだけ準備をしているからだ。

 

いや、レッドラインを持っていない人は

いないのかもしれない。ただ、自分の

能力に自信がなくて、それを行使できず、

ただ我慢をして働いているだけなの

かもしれない。

 

こうなると働く人も企業・組織も

両方が不幸だ。イヤイヤやっている

仕事では成果はあがらないだろうし、

そんなお荷物を抱えていては

業績もあがらない。

 

やりたくないことをはっきりさせる

こと、それをはっきりと口に出せる

人こそ採用するべきである。