反逆し続けた働き方 Vol.3「日本のほとんどの会社は」


日本企業のほとんどは非上場の会社である。

そして、ほとんどの企業は中小零細である。

さらにいえば、中小零細企業のほとんどは

創業者や経営者、およびその一族が経営を

独占する同族企業である。

 

多くの同族企業では、一族の者であれば

能力があるなしに関わらず、早い時期から

社長や役員など幹部になることができる。

一方、一族出身でない者は、うまくいけば

役員の末席を占めることが許される程度の

ことしかない。

それが多くの企業での現実であろう。

 

私は、このことが必ずしも悪いと言うつもりは

ない。同族企業でも素晴らしい企業はたくさん

あり、一族だけで有能な人材を輩出してしっかり

やっているところも多いからである。

 

上場企業でも創業者一族が代々社長を

務めるなどして、経営をがっちり握って

いる企業はたくさんある。創業者一族と

敵対勢力の争いが新聞等で大きく報じ

られる上場企業も多い。

 

私自身も同族企業に何社か勤めたが、

経営者一族の人たちはまさに玉石混交。

能力だけでなく人格も素晴らしい人も

いたし、いずれかが欠けている人も、

どちらもまったく話にならない人もいた。

 

一族出身というだけで色眼鏡で見られるので

大変だなとは思いつつも、それとこれとは

話が別である。学ぶべきところの多い優秀な

人もいたし、いないほうが会社のためだと

思える人もいた。

 

気を付けないといけないのは、そんな

一族の人間との距離の取り方である。

ある日突然、一族の人間が自分の上司に

なってしまうことも珍しくない。

私自身も数回、経験がある。

 

上司は選べないものだが、それまで

まったく会社とは関係なくて外部にいた

一族の人間が「入社即幹部」となって

権勢を振るう。そのことに対して、

あなたがそれを阻止することなどできない。

なすすべはない。受け入れるしかない。

 

ここで下手に反抗的な態度をとったり、

逆らうような真似をしてもなにも

いいことはない。いやなら、あなたが

退職するしか道はない。

私自身はそのような運びとなったわけで

あるが、それは次回に記すことにしたい。