反逆し続けた働き方 Vol.8「社会人になってからの学び」


社会人になってからも勉強は続く。

時代の変化に対応していくためには

学び続けることは必須の条件である。

今の時代、いつでも、今いる組織を出る

こと準備をし、やっていけるだけの力を

蓄えておかなければ危険である。

 

社会人になってからまったく学びを

やめてしまっている人が周囲には

多く、組織の外に出てやっていく

ことを想定していなかったのだろう。

 

私は早い段階で転職を余儀なくされたせいか、

いつでも転職できる準備をしておくことが

当たり前と考えていた。だから、学びを続ける

ことができ、転職する力を持ち続けることが

できたのかもしれない。

 

学生時代の受験勉強は基礎訓練に

過ぎなかったと考える。社会人に

なってから、もっと言えば人生を

生き抜くために必要な学びを

続けていくための基礎訓練だ。

 

私自身、社会人になってからの勉強の

ほうがはるかに熱心にやっていると思う。

新聞や本を読み、資格を取り、教養を

深めようと必死になっている。

 

いま特に注力しているのは古典だ。

すぐに役立つハウツーのようなものは

時代の変化によってすぐに陳腐化する。

 

そうではなくて、長い時間を経ても色あせる

ことなく残っている「古典」から、時代の変化

にも耐えうる「基礎」の部分を学ぶことが重要だ。

そのため、歴史や哲学や宗教に関しての勉強は

遠回りのようだが、必ず役に立つ。

 

新聞も読まず、本も月に一冊も読まない

サラリーパーソンが半数を超えるという。

電車の中でスマホを見ている人の多さを

見れば、納得できるというものだ。

 

本を買ったとしても

「たった3日でみるみる結果が出る」

「2時間でわかる○○」

「◎◎できるようになるための30の方法」

のような、すぐに役立つことが書いてあり

そうな自己啓発書やビジネス本ばかり。

 

しかし、買ったとしても読み通すことが

できる人は少ない。一説では、200~300

ページの本を読み通すことができる人は

1割から2割の人だけだという。

さらに、書いてあることを一つでも実行する

人となると、さらに少なくなるだろう。

 

結局、なにも変わらない。そしてまたしばらく

すると新しい本を買う。また同じことを繰り返し、

「積ん読本」が増えていく。

 

本を読むこと、読み通すことだけが勉強では

ないことだろう。しかし、本を読まないで勉強

することは不可能だと思う。本を読むことに

比べて効率が悪く、本一冊に比べて参加費も

高くつく。

 

積極的に勉強会や交流会、講座、セミナーに

参加して人の話を聞くのはいいが、講師の質や

参加者の質は参加してみないとわからないし、

そう頻繁に出かけるわけにもいかないだろう。

 

本は好きな時間に自分ひとりの都合で読めるし、

高くても2000円から3000円くらいのものだ。

本を避ける理由はそれほどないように

思うのだが・・・

 

それでも、本を読まず講座や勉強会に参加して

「したつもり」になりたい人が多いのは

困ったものである。そういう人たちと

一緒になりたくないというのが私の原動力だ。