誰にでもある本当に大切な「働くこと」 Vol.2「給料以上を稼ぐ」


あなたが働いている企業・組織は、

あなたから搾取しています。

 

こんなことを言うと、いわゆるブラック企業が

社員を劣悪な環境でこき使っている様子が

浮かびます。しかし、そうではありません。

安い給料でこき使って、食うや食わずの

状態になるまで搾り取るだけ搾り取るような

「あくどい」ことをしていることを指して

言っているのではありません。

 

企業・組織が働く人から搾取することは、

資本主義社会ならその理論上、普通に

起こることです。

 

企業・組織は、あなたを雇うことで

あなたに支払う給料以上を稼ぐことが

できているから存続しているのです。

あなたが働くことによって稼ぎ出した

金額を、そのままあなたに渡しては

企業・組織は立ち行かない。

そんなことをすれば運転資金がなくなって

原材料の購入もできないし、工場や事務所も

維持できない。

 

「搾取」は資本主義のもとでは避けて通れない。

逆に言えば、あなたがもらっている給料よりも

稼ぎ出す金額のほうが少なければ、あなたを

雇っているメリットは企業・組織にはない。

実際にそうするかは別にして、あなたを

解雇する理由や動機にはなりうるわけです。

 

企業業績が悪化してリストラ、人員整理をする

ことになるのも同じ理屈です。この場合は、

個人ではなく、雇っている人全体でみた場合に、

支払っている給料総額に見合うだけの稼ぎが見込め

なくなるからに他ならない。

 

働く人はこのことを普段、意識することは

あまりないでしょう。あなたがやった仕事が

うまくいって利益が出ようと失敗して損失が

出ようと、毎月の給料は何事もなく支払わる

からです。むろん、評価や査定には響くでしょう。

いづらくなったり、出世ができなくなるかもしれない。

しかし、すぐさま解雇になることはほとんどない。

 

働くことは、あなたが所属する企業・組織にどれだけ

貢献したかが常に問われているということです。

究極的には、もらっている給料以上を稼ぎ出す仕事が

できているかが問われるのです。

その意識をもって仕事をすることができているか?

あなたはどうですか?

 


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