誰にでもある本当に大切な「働くこと」 Vol.12「すべてに期日を設ける」


白黒はっきりつけないことが

日本文化の奥深いところだ。

そう言われますが、ことビジネスにおいては

このような曖昧なことは許してはならない。

しかし、こういう態度をとる人は多い。

 

許してはならないのは、提案に対する

返答期限や、やらなければならないことの

提出期限を明確にしないことである。

 

「数日中に」とか「前向きに検討します」

というような表現をして、その場をごまかす

ことはやってはいけない。何も約束していないに

等しいこんな態度を取る人は二流である。

 

「午前9時に」「3日後に」

「検討して〇〇までにお返事します」

という、はっきりした態度を取り、

約束をし、それを守ることが何よりも

重要である。

 

自分のほうからはっきりと期日を設けて

それをはっきりと伝え、もちろん守る。

これはとりもなおさず、何にも代えがたい

財産である「相手の時間」を尊重する

ことに他ならない。相手の都合を自分に

優先させることができるのが、一流の

ビジネスパーソンである。

 

期日を設けることは、自分に負荷をかける

ことでもある。守れなかったときは信用を

失うリスクを自ら背負うことになるからだ。

そんな危険をおかすことを嫌がる人は、

自分中心に物事を考えているか、自分の

仕事に自信がないのだろう。

 

期日を設けるのは自分からすることが

絶対条件だ。相手に迫られて設定した

期日には何の意味もない。相手に先に

言われてしまうのは恥である。信用されて

いないものと考えるべきである。

 

にも拘わらず、自分の仕事に期日を

設けることができない人は気づいて

いないのだ。

期日を設けることがどれだけ自分の

信用にとって有利になるかということを。

それも、自分から言い出すことの重要性を。

 


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