誰にでもある本当に大切な「働くこと」 Vol.13「比べない」


働く人にとって必要なのは、同期や同僚など

周囲の人間と「競う」ことである。

「比べる」ことではない。

 

比べると、それは「現時点での力でもって優劣を

つける」ことになる。一方、競うことに重きを

置けば「今は劣っていても将来的には必ず優って

みせる」という成長への希求がある。

 

現時点でどちらが上でどちらが下か、という基準で

しか判断できない人は、嫉妬や妬みの感情に囚われ

がちになることが「比べる」ことの弊害だ。

 

あいつよりも能力があるのに、自分のほうが

評価が低い。出世もできず給料も安い。

 

そんな不平不満を持っているだけで、悪いのは

いつも他人で、決して自分に非があると考える

ことはない。立ち止まっているだけで成長は

見込めない。そんな人は多い。

 

それだけならまだいい。もっと問題なのは、そんな

不平不満を周囲にまき散らす人さえいることだ。

周囲の人間に悪影響が及び、雰囲気が悪くなり

モチベーションも下がる。申し訳ないが、そういう

人にはご退場いただくしか方法はない。

 

自分と周囲を比べるのではなく、周囲と競う

ことが重要なのである。自分に足りないものは

なにか、どうすればそれを獲得することが

できるのか。

人と競うことに重きを置けば、勝ち負けは

生まれるがお互いの能力の向上に資する

競争、切磋琢磨ができる。

 

競争相手はいつも顔を合わせる周囲の人だけ

ではない。今の時代、一つの組織内だけでの

競争に明け暮れているだけではダメだ。

組織内の評価だけではなく、自分の市場価値

に目を向けなければならない。

 

明日、組織を離れることになっても、ほかの

場所でやっていけるだけの実力が自分にあるか?

そのことをこそ、常に意識することだ。

 

組織内にいれば、自分の評価は地位や

給料の金額で明確に示される。

しかし、市場価値はなかなか目に見えない。

だからこそ目を凝らしてしっかりと見据える

必要があるのである。