面接官に向かない人々 Vol.3「行間が読めない」


面接の目的は、突き詰めれば

求職者が「書かなかったこと」

そして「言わなかったこと」

を読み取ることである。

 

履歴書・職務経歴書に書かれていない

事項や、面接で求職者が話さなかった

ことにこそ、求職者を採用するべきか

どうかを判断する重要な情報がある。

それを読み解く能力がないのなら、

面接官をするのはやめておいた

ほうがいい。

 

履歴書・職務経歴書は、求職者が

自分に有利なように面接を進める

ために書いたシナリオである。

だから面接で出てくる質問も予想

できるから、回答も事前に準備された

ものになる。まるでドラマのセリフの

ように完璧だ。

 

質問されてそれに回答することで

自分に有利な情報を面接官に伝える

ために書かれている。つまり、話したく

ないことに関しては触れられていないか、

情報が薄くなっている。

 

さらに高等なものになると、話しても

影響がないことに軽く触れてある。

なぜなら、まったくマイナス情報が入って

いないと疑われることも見越しているのだ。

そのためにあえて「ダメージが少ない情報」

を忍ばせている。

 

これらの「求職者シナリオ」にまんまと

乗せられ、「行間を読む」ことができな

かった面接は、面接官の敗北である。

 

これを防ぐためには、面接官には、国語力、

読解力が必要になるということだ。

履歴書・職務経歴書の内容を正しく読解して、

求職者が書かなかったことを把握しいないで

作る質問はすでに方向性が違っている。

求職者の術中にはまっている。

 

求職者が予想している質問ではない、

あるいは角度、切り口の質問ができない

ようでは、やる前から敗北が決まっている

ようなものだ。

 

読解力は本をたくさん読むことでつける

ことができる。本を読まない人が増えて

いうが、面接官たるもの、本を読んで

国語力、読解力をつけておくことで

行間を読むことができなければ務まらない。

 

履歴書・職務経歴書を事前に何度も

読み込んで面接に臨むことが大前提

であることはいうまでもない。