面接官に向かない人々 Vol.11「出会いに感謝できない」


面接官に向かない人々。お次は

「出会いに感謝できない

ということである。

 

人生は人との出会いで大きく変化する。

それは運命である。

歴史上の人物も科学史上の画期的な発見や

発明も、人と人との出会いがなければ

生み出されなかっただろう。

豊臣秀吉が織田信長に出会ったことも、

ヘレンケラーがサリバン先生と出会った

ことも運命だ。

 

面接も出会いである。

事前に履歴書・職務経歴書によって

会うか会わないかを選択できるので

全くの偶然ではないが、それでも

運命的な出会いである。

 

そもそも、数ある求人の中から求職者の

目に留まり応募に至ったことも運命的な

ことであり、面接は奇跡的な出会いなの

である。そのことに感謝することが、

面接官にとって死活的に重要である。

 

なぜなら、面接の場での出会いに感謝

できないなら、それはルーティンワーク

となってしまい、こなすべき雑事となる

からである。しかも、人材は企業が存続し、

発展していくために欠かせない。いや、

最も重要な要素である。

 

企業は売り上げがあがらず、利益が出なく

なってつぶれるのではない。それは人材に

恵まれず、組織が崩壊したことによる結果に

過ぎないのだ。経営判断のミスも不祥事も

人が起こす。組織を崩壊させるのに最も

簡単な方法は優秀な人材を引き抜くことだ。

 

人材採用は企業の根幹を担う重要な仕事だ。

人材との出会いを、それこそ「のどの渇き」

を潤すように求めなければならない。

その最前線を担うのが面接官である。

とてつもない重責である。

 

一つ一つの面接を大事にし、求職者との

出会いに感謝する気持ちがあってこそ、

その重責を担う資格がある。

面接官を単なる「一つの仕事」と捉える

ことしかできない面接官は、いますぐ

職を辞するべきだ。それが企業のためで

あり、本人のためである。