サラリーマンで終わる人を採用しないために Vol.2「数字」


これからの時代、企業はサラリーマンで

一生を終わる人を採用してはならない。

逆説的だが、いつでも独立できるだけの

実力を持つ人材を抱え、現実に独立する

人がいてこそ、組織は発展する。

では、一生サラリーマンで終わりそうな

人材はどんな特徴を持っているだろうか。

第二回のテーマは

「数字」である。

会計数字がわからなければ

課長にすらなれないという事実

決算書が読めないサラリーマンは

課長にすらなれずに人生を終わる。

人材を採用するにあたっては、

以下に記す「決算書の基本」ぐらいは

知っている人にするべきである。

なぜ決算書が読めないと課長にすら

なれないか。確たる証拠を示すことは

できないが、すでに課長以上の地位に

ついている人になら、このことは皮膚感覚

として理解してもらえると思う。

週刊ダイヤモンドや東洋経済、

あるいは日本経済新聞で定期的に

「決算書を読む」特集が組まれる。

「課長以上を目指すなら、決算書ぐらい

読めないといけない」という危機感を

抱いている人が多く、決算書を読める

ようになりたいというニーズが高い

からだろう。

その特集で最低限、押さえておきたい

点として必ず紹介されているのが

「3つの利益」と「財務3表」である。

「3つの利益」、つまり営業利益、経常利益、

純利益については説明できるようにしておく

べきだ。

貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー

計算書、いわゆる「財務3表」それぞれの

意味とつながりも押さえておきたい。

「決算書を読む」といっても様々な

レベルがある。詳しく企業分析を

行うために様々な指標を算出し、

前文や注記を精査し、経年変化や業界平均と

比較するなど、やりだしたらきりがない。

しかも、詳しく分析したからといって

企業の真実の姿を正しく把握できるとは

限らない。その理由については別稿に

ゆずるが、PERやROE、在庫回転率、

損益分岐点など、頻出する用語に

ついて押さえておきたい。計算方法さえ

わかっていればすぐに算出できる。

英語、プログラミング言語につぐ

「第三の言語」

英語はもはやビジネスで必須になった。

義務教育にも組み入れられている。

今後はIT人材、AI人材の育成のために

プログラミング言語も義務教育に

組み入れられる。これからの人材は、

働くにあたってこの二つの言語は

欠かすことができないだろう。

しかし、ビジネスにとって必要な

「第三の言語」が存在することが

あまり深く受け止められていない。

それが会計言語であり、それによって

書かれた決算書が理解できることだ。

そのことにいち早く気づき、知識の

欠損をいち早く埋めておかないと、

一生をサラリーマンで終わるどころか

働くことすらできなくなるかもしれない。