サラリーマンで終わる人を採用しないために Vol.11「やらない理由を考える」


これからの時代、企業はサラリーマンで

一生を終わる人を採用してはならない。

逆説的だが、いつでも独立できるだけの

実力を持つ人材を抱え、現実に独立する

人がいてこそ、組織は発展する。

 

では、一生サラリーマンで終わりそうな

人材はどんな特徴を持っているだろうか。

第十一回のテーマは

「やらない理由を考える」である。

 

総論賛成各論反対

 

サラリーマン時代によく遭遇したのが、

「変えていかないといけないと思っている。

だが、それが自分の、あるいは自分の近くの

ことであってはならない」という人である。

 

何か問題が起こったり業績が上がらなかったり

したときには、その対策として、何かを変える

ことに賛成はする。しかし、自分だけは別なのだ。

自分だけは「変わらない」ことを決めている。

変えられそうになると頑として抵抗する。

上の人間から見切りをつけられ見放されて、

強制的に「替えられる」までそれは続く。

 

何かを変えるという「総論」には賛成するが、

自分も変わっていなかないといけないという

「各論」には無条件に反対する。

口だけのであり、口ほどにもない人である。

 

否応なしに「変えられる」

 

そもそも、この時代に「変わらずに」

生きていこうとすること自体が、愚かな

ことである。変わりたくなくても、

否応なしに、社会情勢がそれを許さない。

 

人生100年、AI、人口減少、働き方改革、

副業解禁とフリーランス、実質的な「移民」

受け入れ増加・・・

働くことだけでなく、日本に住む者として

生き方そのものを変えていく必要に迫られて

いるのは明らかだ。

 

そのことは、とりもなおさず、所属する

企業・組織においても「自分が変わる」

ことを求められるという意味でもある。

 

「今までのやり方にとらわれず、柔軟な

発想で果敢にチャレンジしてもらいたい」

新入社員を迎える入社式の訓示で、

日本を代表する企業のトップが述べる

ことは、毎年同じに聞こえるだろう。

しかし、毎年言われるのはそれだけ

重要だということの裏返しであろう。

 

「今までのやり方にとらわれず、柔軟な

発想で果敢にチャレンジしてもらいたい」

この言葉の意味を、初心にかえって

噛みしめることができない人は、一生、

サラリーマンで終わるだろう。