採用担当者が忘れがちなこと Vol.4「優位になど立っていない」


採用担当者が所属する組織に対して

できる貢献とは何でしょうか?

 

営利組織である限り、売り上げをあげ

利益を出すことが求められます。

しかし、採用担当者は売り上げを

あげることもなく、かといって

コスト削減ができる機会も少ない。

 

この点を踏まえて、採用担当者が

組織にできる貢献とは何か?

この問いに真摯に向き合うために、

日々の業務をこなす中で

「忘れがちなこと」について

書いていきます。

 

第4回のテーマは

「優位になど立っていない」

です。

 

ニーチェの言葉

 

「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も

怪物になることのないように気をつけ

なくてはならない。深淵をのぞく時、

深淵もまたこちらをのぞいているのだ」

 

これはニーチェの著書「善悪の彼岸」

の一説です。

 

これにはさまざまな解釈があると

されますが、僭越ながら、採用面接の

場面に当てはめさせてもらうなら

 

「候補者の内面を探ろうとするとき

面接官の内面もまた見られている」

 

ということになるでしょうか。

 

面接官もまた内面を見られる。

そのことに無頓着なのが横柄な

面接官です。

 

普段はそうではないのに、面接官と

して座ったとたんに上から目線に

なるのです。なにをもってそうなる

ものなのか理解に苦しみますが、

考えられるのは

 

「選ぶのは面接官である自分であり

目の前にいる候補者を採用するも

しないも自分の胸先三寸である」

 

ということなのでしょうか。

 

まるで、候補者の生殺与奪権を

持っているのは自分で、優位な

立場にあるのが面接官である

とでもいわんばかり。

 

勘違いも甚だしいです。

 

面接官も評価される

 

面接官としての判断は尊重されます。

他の誰でもない、もし候補者を採用

すれば一緒に働くことになる立場に

ある人の意見ですから、なおさらの

ことでしょう。

 

そういう意味で、不採用の理由に

ついても、自分が感じたこと

「なにか違和感がある」とでも

言えば済みます。人間同士の相性も

ありますし、人が人を判断する時に

直感もバカにできないからです。

 

しかし、面接官としての態度は

候補者からはよく見えるものです。

そして、同席しているほかの

面接官にしてもそれは同じ。

厳しく評価されるのです。

 

そのことを忘れ、優位に立っている

という勘違いからくる面接官の態度は

見ていて滑稽です。