多くの企業がやってしまっている
「間違った採用活動」について
採用される側として面接300回、
採用する側で1000人以上を面接した
「ハイブリッド」な視点から
お伝えしていきます。
第5回は
「お金のことを強調する」
です。
働く人をバカにしている
働く人が「給与がいくらか」だけを
基準に働く場所を決めることは
ありません。
しかし、まるでそうであると決めて
かかっているような求人広告が
多すぎます。
働く人をバカにした行為であるという
ことに、そろそろ気づきましょう。
給与が高ければ、たとえ仕事が
きつくても、自由がなくて上の
指示に従うだけの仕事でも、
休みが取れなくても我慢して
働きたいとでも思っているの
でしょうか?
人間は、自分の仕事を通じて
「誰かの役に立ちたい」
「社会に貢献したい」
「学び成長したい」
と考えており、そんな仕事ができる
職場を望んでいます。
給与待遇は、一定以上の基準を
満たしてさえいれば、二の次に
過ぎない。
ひとことでいえば
「自己実現」ができるかどうか
であると言えます。
それなのに、求人広告を見れば
「高給」「残業代全額支給」
「就職祝い金支給」などなど
お金に関することを強調している。
お金のことを強調するなど逆効果。
そんなことを求人で強調すれば
「わかってないなあ」
「それしかないのか?」
と思われるのがオチです。
いますぐにやめましょう。
それよりも、なぜ求人に応募が
ないのかを考え抜くことのほうが
ずっと大事。
きっと、お金ではないという
ことに気づくことができるはずです。