間違いだらけの採用活動 Vol.9「経験を重視する」


多くの企業がやってしまっている

「間違った採用活動」について

 

採用される側として面接300回、

採用する側で1000人以上を面接した

「ハイブリッド」な視点から

 

お伝えしていきます。

 

第9回は

「経験を重視する」

です。

 

業務経験〇年

 

募集要項によくあるのが

「△△△の業務経験が〇年以上」

「マネジメント経験必須」

「英語を使った業務経験尚可」

などの、経験を指標にした項目。

 

これまでの経験で「求める人材」を

表現しているのですが、これに

すべて当てはまる人はそうはいない。

 

どれかの項目については妥協されるのが

通常ですから、「理想の人材」を

表現しているだけ。あくまで目安です。

 

しかし、これには三つの問題があります。

 

①過去の経験は未来の実績を保証しない

②成功経験は環境に恵まれたことによる場合が多い

③これまでの経験が役に立たなくなるほど

 時代の流れが早い

 

過去のある時点で、しかも違う組織と

環境のもとで成功した経験など

何の役にも立ちません。

 

それなのに、過去の経験によって

人を採用することはリスクが高い。

 

過去にも成功しているのだから、

うちでも成功する可能性が高いだろう、

という予想でしかない。

「さっきもヒットだったから今回も

ヒットを打つだろう」という予想と

なんら変わらない。

 

捨てる勇気

 

これからの時代は、未知のことに

どのように取り組み、成功に導いて

いくかを自分で考えていくこと

が求められます。

 

前例も指標もなく、これまでの常識が

明日には非常識になる世界です。

根本的な価値観を問い直す意思と

捨て去る勇気が必要になる

時代であると言えます。

 

確たる理由もなく成功体験に

しがみつき捨てられないことが

失敗の原因になります。

 

唯一参考にできるのは

「自分にとって未知のことに挑戦し、

困難に見舞われながらも進み、

上手くいかなかった方法は勇気を

もって捨て最終的には成功した経験」

だけです。