間違いだらけの採用活動 Vol.11「欠員補充をする」


多くの企業がやってしまっている

「間違った採用活動」について

 

採用される側として面接300回、

採用する側で1000人以上を面接した

「ハイブリッド」な視点から

 

お伝えしていきます。

 

第11回は

「欠員補充をする」

です。

 

欠けたパーツ

 

極端に言えば、採用には

2種類のものしかない。

 

1つは、組織を大きくするための

「増員採用」。

そしてもう1つが、退職者が出た

ことによる「欠員補充」です。

 

しかし本来は「欠員補充」という

採用はあり得ないのです。

 

なぜなら、退職者が出たからといって

それを採用で埋めなければならない

とは限らないからです。

 

むしろ、短絡的に「退職即採用」と

考えてしまうことは危険ですらある。

 

「組織の作り直し」「業務内容の見直し」

「担当業務の見直し」「メンバー入れ替え」

これらの機会と捉え、何らかの変化を

起こすきっかけである、とは考えられない

ものでしょうか?

 

欠けたパーツは人ではなく、

組織そのもの、あるいは業務そのもの

の中にある可能性はないでしょうか?

 

退職者が出た=人を採用しなければ

すぐにそう考えてしまうマネージャーは

思考停止状態に陥っているか、あまり優秀

ではないかのどちらかなのかもしれません。

 

退職者はシグナル

 

退職者が出るということは、組織に

とっては痛手であることがほとんど

でしょう。

 

これまでうまくいっていた部署や

チームが、1人の退職者が出たことに

よって歯車が狂ってしまうことも

よくあることです。

 

退職者が担当していた業務引継ぎに

時間を取られますし、他メンバーの

心理に与える影響も少なくない。

できれば起こって欲しくないこと

なのは間違いない。

 

しかし、これは何かが起こっている、

あるいは起ころうとしている

シグナルだと考えられます。

 

それまでは目には見えていなかった

問題や変化そのもの、あるいは前兆が

目に見える形で顕在化したもの

なのだと考えられる。

 

退職者が出たことを欠員が出たと

しか考えない。

退職者が担当していた業務を代わりに

やる人を採用する。

 

そうすることで、対処すべき問題や

受け止めるべき変化にフタを

しているだけではないか?

 

あなたの組織は、重要な

シグナルを見逃していませんか?