この連載では、採用面接でよく起こる
不思議な現象を「七不思議」と名づけ、
検証していきます。
第3回は
「面接結果通知はなぜ
1週間ぐらいかかる?」
です。
面接終了時には面接官から
「結果は一週間以内にお知らせします」
と、だいたい幅を持たせて伝えられますね。
2週間と言われることもあり期限は
まちまちですが、結構長くかかるなと
思いませんか?
結論はすぐに出ている
実は、合格か不合格かの結論は
面接終了直後に出ています。
しかも、候補者を見送ってから
ものの数分で出ていることも多い。
なので、不合格の場合はその日の
うちに通知することもできます。
しかし、あまりに早く伝えすぎると
角が立つので数日寝かせてから
伝えているにすぎません。
合格の場合、特に内定を出す段階の
場合は「その日のうち」という
わけにはいきません。
社内稟議や内定通知書の作成など、
やるべきことがたくさんあるからです。
どうしても数日かかってしまいます。
候補者は蚊帳の外?
面接結果の通知方法がどんなものであれ、
結果が合格不合格のどちらであれ、
「1週間」という期限を口にするのは
企業側の事情によるものです。
候補者のことを考えてのこととは
お世辞にもいい難い。
候補者にとっても、早く結果が
わかったほうが早く次に進める。
某アメリカ大統領が司会を
勤めていた番組の有名なセリフ
ではないですが、面接中に
「君は合格だ!おめでとう!」
「君は不合格だ!帰りなさい!」
と伝えてさしあげのも、候補者に
とって良いのかもしれません。