これがヘタくそな面接「ヘタ面」だ! Vol.3「悪い情報を開示していない」


この連載は

「ヘタくそ」な面接事例と

その理由をカンタンに述べます。

 

第3回

「悪い情報を開示していない

 

いずれは「バレる」こと

 

採用面接は自社の「良い所」を

アピールして、なんとか入社して

もらうように説得する場所だと

勘違いしている面接官が多い。

 

そのため、職場環境はあまり良くは

ないのにそのことを隠し、

あるいは質問されなければ

話さない、ということも多い。

 

私の経験でも、

 

「些細なことで大声で怒鳴り

叱責する上司がいる」

「お客様の都合に合わせるために

ほとんど毎週、土日出勤になる」

 

これらの事情を入社前に明かされる

ことがなかったということがあります。

 

私の場合は、これらのことが入社後に

わかっても「退職する」という

選択肢には至りませんでしたが、

これが原因で早期退職に至ることも

あり得ることです。

 

給料が安い、残業が多い、

休みが少ない、ノルマが厳しい・・・

面接の場では隠せても、入社すれば

いずれ明らかになることです。

隠す理由がどこにあるのでしょう?

 

積極的な開示を!

 

個別企業の内部事情を、面接での質問で

突き止めるのは難しいというか不可能。

 

面接官の側から積極的に開示でも

しない限りは、候補者には入社前に

知りようのない事実です。

 

事前に知らせれば入社を躊躇するか

取りやめにされるかもしれない情報を

開示することを恐れる。

その結果、早期退職に至れば、

社員も会社も痛手を被るだけです。

 

「候補者にはこの点を納得したうえで

入社してもらいたい」という、

自社の悪い所ほど積極的に開示する

ことが重要です。


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