この連載は
「ヘタくそ」な面接事例と
その理由をカンタンに述べます。
第18回
「肩書・役職にとらわれている」
役職のインフレ
団塊世代がどんどん退職して
いっているので、だいぶ解消
されてきているようですが、
役職のインフレはまだまだ
多いようです。
部下が一人もいない部長など
珍しくありませんし、役職の
前後に何かがついて
「担当部長」
「部長補佐」
「部長付」
「部長心得」
「副部長」
「地域部長」
などなど、なんだかわからない
役職が履歴書に書かれている
こともよくあります。
珍しいと目を引きはしますが、
高い役職なんだかどうかも
よくわからないので困ります。
反対に、技術者の方に多い、
これまでの経歴で役職が
まったくついていない
ケースもあります。
これから何ができるか
前職で部長をしていたからといって
あなたの会社でも部長の仕事が
できることにはなりません。
もしかしたら、部長という地位に
いる人すら、社内にはいない
かもしれませんね。
何をしてきたかは問題にならない、
ということです。これから
あなたの会社で「何ができるか」に
前職の役職は何の関係もない。
その役職にいて、
どんな仕事のやり方か?
どんな課題にどんな方法で対処できるか?
どんな実績をあげられるか?その理由はなにか?
採用面接では、これらのことをこそ
重要視すべきであって、前職でどんな
役職についていたかはまったく考慮しない
ことのほうが有効です。