この連載は
「ヘタくそ」な面接事例と
その理由をカンタンに述べます。
第17回
「数字にとらわれている」
いくらでも操作できる
業務経験が何年あるか。
営業目標の達成度は何%か。
部下は何人いたか。
これらの「数字」に関することを
面接で質問するのは、効果的とは
言えません。
客観的な証拠もなく、主観的な
解釈やごまかしで、なんとでも
操作できるからです。
加えて、自分に都合の悪い数字は
履歴書に書かれないことも多い。
例えば営業数字。
達成度が150%であったとしても、
もともとの目標設定が低かっただけ
かもしれませんし、たまたま担当
していた地域が良かっただけかも
しれません。
数字がいいからといって
鵜呑みにするのは極めて
危険です。
「他との比較」「取った行動」
「達成できた要因」など、候補者本人の
資質をきちんと確認することを忘れない
ことが何より重要です。