海外記事でよく目にするキーワード Vol.5「Soft Skill」


海外(主にアメリカ)の人事・採用関連の

記事でよく目にするキーワードについて

紹介していきます。

 

日本はアメリカに2~4年遅れている

と言われています。アメリカの最新

トレンドを押さえておけば、時代を

先取りできます。

 

第5回は

「Soft Skill」

です。

 

ハードスキルは教えられる

 

どんな知識があり、どんな技術を

持っているかなど、その仕事を

するうえで必須になることが

ハードスキルです。

 

対人関係、協調性、柔軟性などの

知識や技術ではカバーしきれない

「人間性」とでもいうべきものが

ソフトスキルです。

 

代表的なのはコミュニケーション力、

リーダーシップでしょう。

 

ハードスキルは判断するのが

比較的簡単です。

資格試験に合格しているかという

客観的な基準がある場合はもちろん、

ない場合でもテストをして実力を

見極めることもできるからです。

 

 

それに対し、ソフトスキルは

判断、評価が難しい。

面接でも容易に判断できないことが

多く、面接の難しさはソフトスキル

判断の難しさである、と言っても

過言ではない。

 

そのためソフトスキルをどうやって

正しく測るか、ということが海外記事で

取り上げられるケースが多い。

 

評価が難しい

 

ソフトスキルを人間が測ることは

そもそも難しい。

63%の面接官がソフトスキルの判断が

難しいと感じています。

 

人が人を評価しようとするとき、

見た目に左右され、話している

内容より声のトーンに気を取られ、

どうしても好き嫌いが入る。

42%の面接官がそんな「バイアス」の

存在を認めています。

 

しかも人はウソをつく。

判断材料そのものが間違っている

可能性も十分にある。

 

だから、適性検査によってその点を

判断しようという取り組みも多く、

20分でできるペーパーテストや

人工知能による判断ができる

ソフトウェアが続々と出ている。

 

そんな「最新ツール」について

解説し、広告記事、セールス記事も

多く見かけます。

 

人工知能による面接も、いまや定型的な

質問に関しては行われて始めています。

 

人間が人間のソフトスキルを判断する

時代は、もはや終わりに近づいている

のかもしれません。


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