採用面接の「不都合な真実」~面接官がつく「嘘」~


採用面接において、

あまり目を向けられることがない

部分に光を当てるこのシリーズ。

 

今回は

採用面接には嘘があふれている

~面接官編~

です。

 

面接官が嘘をつくのは、

なぜ採用面接をしているのか

そもそもの目的を忘れた場合に

起こりやすい。

 

特にその面接官が人事部所属である

場合はその傾向が強いと言えます。

 

それは「ノルマ達成」であり、

なかなか採用が決まらない「焦り」

です。

 

人事部にとって、社員の採用は一つの

「ノルマ数字」になっています。

 

応募者数や面接数、内定者数、入社数の

ノルマがあって、それを達成することが

求められているのです。

 

もし、今月あと1人入社したら達成という

ことがあったとします。

 

候補者から「残業は多いか?」

「転勤は多いか?」「年功序列か成果主義か?」

「入社したらどんな業務が中心になるか?」など、

の質問に対し、まったくの嘘とは

言わないまでも、不正確な答えをしてでも

入社してほしいと考えてしまって、

美化した回答をしてしまう。

 

採用の目的は採用数を満たすこと

ではなく、要件に見合った社員を採用

することであるはずなのに、なかなか

応募がなかったり採用が決まらなかったり

すると焦ってしまって、軸がぶれてしまう。

 

はっきり言いまして、重要事項を隠して

雇用契約を結んだとしたらそれは

「詐欺」です。

 

候補者にとって残業や転勤や評価制度が

重要事項だから質問しているのです。

 

これに誠実に答える気がないのなら、

面接官はするべきではありません。

面接官がつく嘘は、会社も候補者も

傷つけることになる罪深きことです


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