退職する「本音の理由」とは


私は4回の転職を経験しています。

退職した理由は、それぞれの会社の

状況に応じて細かいところに違いは

あるのですが、共通するのは

 

「ここにいても、もうなにも

学ぶことがない。成長しない」

と思ったからです。

 

もちろん、転職するときの面接では

「当たり障りのない」

「前向きさが感じられる」

理由にお化粧してますが、

つきつめると

「もうここにはいたくない。

いるべきではない」

と考えるからじゃないでしょうか。

 

「仕事内容が変わり映えしない」

「出世ができそうにない」

「職場の人間関係が良くない」

 

これらは、嫌われる退職理由の

ベスト3でしょう。

 

会社組織にいると、

自分の力だけではどうしようも

ない状況に苦痛を感じるものの、

それでもへこたれず頑張って、

提案や稟議を出したのに、

にべもなく却下される、

理不尽なこと、多いですよね。

 

そんな

「勇気ある行動とその結果」を説明し

「現状を変えるには転職しかないと

考えた」と熱弁をふるっても、

面接官には伝わらない。

 

それどころか

「状況を変えようと、もっと

努力する余地はあったのでは?

サラリーマンやってれば

しょっちゅうあることだし、

そんなことでいちいち辞めてたらねえ」

という反応が返ってくるでしょう。

 

応募者側には本音の理由を答える

メリットはほとんどない。

突っ込まれても大丈夫な理由を考え、

理論武装するほうがいい。

 

だから、面接で退職理由をきいても

あまり意味がありません。

用意された答えだし、本当の理由じゃ

ないからです。

 

こうして今日も、不毛な

「退職理由は?」

という問いが繰り返され、

本音でも何でもない、作られた

退職理由が語られる。


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