この連載では
「中小企業・小規模事業者が
どうやって人手不足に対応するのか」
について考えていきます。
そのための解決方法として
イントロダクションで
下記の4つを提案しました。
人材不足に対処する方法
〇退職者を出さない
〇徹底した省力化・効率化
〇他が狙わない層へのアプローチ
〇採用力、採用ブランドの強化
この中から、
「他が狙わない層へのアプローチ」
を提案したいと思います。
人の数そのものが少なくなる
このままいけば、日本は働き手と
なる人口が減少して、ますます
人手不足になっていくことは
火を見るよりも明らかです。
相変わらず「優秀な若手」に
こだわっていては、企業経営に
必要な最小限の人数すら
確保することは難しくなるでしょう。
あらゆる選択肢を
人の数そのものは減少していっても、
日本にはまだまだ人手は眠っています。
いろいろな障害があって働けていないが、
条件さえ合えば働けるという人も
多く存在しています。
例えばニートと呼ばれる人たち。
日本には100万人単位の人数で、
存在しています。
シングルマザーもねらい目です。
時間的な制約はありますが、生活が
かかっているので懸命に働いてくれる。
外国人、移民、難民など、日本人以外の
雇用も現実的な選択肢でしょう。
刑務所や少年院を出た人の支援という形で
雇用を確保するという手もあります。
他にも副業、フリーランスを有効活用し、
雇用という形でなく「契約」という方法で
仕事を任せることも選択できます。
考え方を変え、行動も変える。
前例にとらわれない。
思い込みや偏見にとらわれない。
大変でしょうが、座して崩壊を待つよりは
マシではないですか?