この連載は
「ヘタくそ」な面接事例と
その理由をカンタンに述べます。
第9回
「直感を信じない」
直感は第一印象とは違う
人と会ったときの第一印象は
ほんの数秒で決まってしまい、
それを変えることは難しい。
それは採用面接でも同じで、
会場に入ってきた候補者の
立ち居振る舞いと第一声で
第一印象が形成されます。
この第一印象は
結果に影響は与えますが
決定的ではありません。
むしろ重要なのは、
それに続く5分間です。
面接官は「最初の5分で」
ほぼ評価を決めてしまい、
それ以後はその判断を補強
するための質問をする時間に
過ぎない、と言われます。
私の採用面接官としての経験でも
「最初の5分」で多くの判断を下して
いることは多いです。
しかし、それ以上に、はっきりとした
理由を言うのは難しいのですが、
「何か違和感を感じるな・・・」
「これは良い人材だ!」
と、理由もなく感じることがあります。
まさに直感という表現がふさわしい。
ひらめきと言ってもいいかもしれません。
長年の経験と知識が醸成されて培われる
「野生の勘」とでもいうのでしょうか。
これは意外と外れることが少ない。
非論理的で、他の人に説明しずらいが
確信できるものなのです。
採用面接オンリーでなくても、
長く人と向かい合って生きてきた方で
あれば、こういう直感は持っている。
直感、信じてみませんか?