これがヘタくそな面接「ヘタ面」だ! Vol.10「奇をてらった質問をする」

対等

この連載は

「ヘタくそ」な面接事例と

その理由をカンタンに述べます。

 

第10回

「奇をてらった質問をする」

 

富士山を動かすには?

 

この質問は「ビルゲイツの面接試験」

という本に出てくる、マイクロソフト社の

採用面接でよく出題されるという

「パズルや頭の体操的な問題」の

中でも、特に有名な質問です。

 

答えが正しいか間違っているか

どうかではなく、いかに論理的な

思考能力を持っていて、問題解決に

正しく向かっていくことができるかを

見るための質問であり

「間違った採用を防ぐことができる」

ということらしいですが・・・

 

個人的には、採用面接でこのたぐいの

「奇をてらった質問」をされた経験は

ありません。

 

採用する側としても、このような

質問をしたことはありません。

 

それには理由があります。

 

行動が伴ってこそ

 

これらの「奇をてらった」質問には

「事前に回答を用意することが

ほぼ不可能であるというメリット」

が、確かにあります。

 

「退職理由は?」

「あなたの強み、弱みは?」

など、事前に質問されることが

カンタンに予想できるために

「用意された回答」しか聴けない

質問をするよりはよほど良い。

 

しかし、それ以上のメリットは

ほとんどない。

なぜなら

「口では何とでも言える」

からです。

退職理由を聞くよりはマシ、

というだけにすぎません。

 

解決策を考え出すことはできても、

行動に移すことができなければ

何も解決できません。

 

提示された問題に対する答えを

導き出すことと、それを実行

することとは全く違います。

 

行動できる人物かどうかを知る

ために、これらの「奇をてらった」

質問は役に立ちません。

 

それよりは、過去の成功体験でも

失敗体験でもいいので

「どのように考え行動したのか」

という「行動したという実績」

正確に確認できる質問をすることです。

 

「なぜそのような行動をとったのですか?」

「どのように考えて行動していましたか?」

「もしその方法がうまくいかなかったら

次はどのように行動していたと思いますか?」

 

平凡な質問のようで、候補者の行動原理を

えぐることができる質問だと思いませんか?

 

奇をてらった質問は

「型通りではない面接ができた」

という面接官の自己満足に

終わってしまっています。